『今日の出来心』

シンガーソングライター&作詞家“久保田洋司”の365日書き下ろし公開日記です
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解き衣の思ひ乱れて恋ふれども~今日の出来心2013年7月11日(木)

2013年07月11日 14時52分37秒 | Weblog
コメントありがとうございます。
しょこらたんさん、「愛するということ」、高校生の頃読まれたんですね。また、読まれると、その頃とは違った発見が、あるかもしれませんね。僕は、半分ほど、読み返しました。聖書についてのことなど、あらためて、面白く読んでますよ。

そんな久保田洋司、今朝は、いつも楽しみにかよっている、万葉集の講座に行ってきました。

巻十一の恋の歌も、寄物陳思に。物に寄せて、思いを述べる歌。

物に例えて歌いますから、面白いですよ。

今日、勉強した中から一つ。
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解き布(きぬ)の 思ひ乱れて 恋ふれども なぞ汝(な)が故(ゆゑ)と 問ふ人もなき

訳)思い乱れて 恋い焦がれているのに どうしてあなたのせいかと 問う人もない

糸を抜いて、ほどいたら、着物は、乱れます。そんな感じに思いが乱れてるんですね。

背骨を抜いたら、立ってられへん、みたいなことでしょうか。

単に、思い乱れて、と歌うより、着物がふわーっと、ほどけるような、乱れるようなイメージが浮かんで、面白いですね。

当時、恋愛は、なるべく人に知られないようにしたわけですが、一方で、誰にも気づいてもらえないのを、不満に思っているわけです。

さわがれたらいやなのに、
こんなに思い乱れてることを、
誰も、あなたのせい? とか、
何にも言ってくれないのは、
満たされないものを、感じる。

こんなに、素敵な人と付き合ってるのに、それを、誰にも言えず、思い乱れてる。それなのに、誰も、あの人のせいだね、など言ってくれないのが、不満だ。

何度も言い直してみましたが、伝わったでしょうか。

その感じを、着物が乱れるイメージを使って、うまく歌にしてます。
すごいですね。

寄物陳思、まだ、少し続くので、楽しみにしてますよ。

さ、14日のThe東南西北ライブに向けて、個人練習も追い込み。
ひたすら、メトロノームと、合奏してます。
尾道も、きっと暑いです。
きみはきみの真夏を持っているかい。
お待ちしてます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

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