ヨーガスクール・カイラス blog

True Yoga, to meet the true self.

◎三本の気道

2008-07-27 21:30:07 | クンダリニー・ヨーガのプロセス



 はい、ではこれから今日の話に移りましょう。このあいだはちょっと話しすぎてしまったというか、皆、食傷気味というか、そんな感じがしたので、もう少しゆっくりと行きたいと思います。
 この間はエネルギーの上昇と甘露が落ちるまでのプロセスについて中心的に話しましたが、クンダリニー・ヨーガの周辺的な現象って沢山あるので、そういうのもいろいろ話していきたいと思います。
 まずこのあいだ話した、背骨にスッとスシュムナーって言う道があるわけですが、その左右に道があるわけですね。
 はい、これはT君、何ていう名前ですか? 知ってます? 右と左にある道。

(T)イダーとピンガラ?

 そうだね。
 イダー、これが左の道ですね。
 右の道を、ピンガラ。
 ピンガラ気道は別名スーリヤ気道といいます。

(S)スーリヤは、太陽。

 太陽ですね。で、左は? チャンドラ気道ですね。これは月の気道ですね。で、チベット仏教ではちょっと体系が違うんだけど、チベット仏教とかインド密教というかな、インド密教とかチベット仏教の世界ではちょっとまた名前が違ってて、右の気道がラサナーといいますね。チベットでは、チベット語だと、左がキャンマとかいうんだよね。キャンマ。右がロマか。中央管がウマ、右がロマ、左がキャンマです。

(S)ウマはそのまま「中」ですよね。ウマパとかいいますもんね、中観派のこと。

 そう。中央管がチベットでウマ。インド密教ではアヴァドゥーティと言うんです。アヴァドゥーティ。これは語源はよく分からないけど。ま、ヨーガではスシュムナーですね。
 でも例えばスシュムナーとアヴァドゥーティは実は違います。それはまた後で言うけども。
 この3つの道がありますよと。
 このあいだはこの真ん中の道を中心に話しましたが、実際はこの真ん中の道にエネルギーが入るということは修行を相当……相当というかある程度進まないと起きない現象で、普通の人間は絶対右か左。っていうかどちらも使っているんだけど、右か左に偏ってます、大体。
 ヨーガの基礎的な話でもよく話しますが、右のこの気道っていうのは交感神経系です。現代的にいうとね。左が副交感神経系ですね。
 つまり交感神経っていうのは我々の心身をハイにする神経ですね。あるいは活動的にする。
 副交感神経っていうのは我々の心身をリラックスさせる。悪く言えばちょっと鬱的にするっていうかな、神経ですね。
 つまり、スーリヤとチャンドラってすごく分かりやすいね。スーリヤは太陽、チャンドラは月なんで、我々の体を熱してくれて活動的にする太陽のような気道が右の気道ですよと。我々の体を、ま、月ってインド人とかは冷やすというイメージがあるんだね。涼しい月、というようによく表現するけど、月のように我々を冷やしてくれて我々の体をスローダウンさせる。まあ、これは実際副交感神経が活発になると体は冷えるんです。いわゆる女性の冷え性とか、あと低血圧とか、これは副交感神経系のイダー気道が強い人のパターンですね。右気道系というのは、まさにCさんみたいな感じで、いつも熱いと。カッカカッカしてると。そういう感じは右気道系ですね。
 はい、それでチャクラがこう中央管に、真ん中にあるわけですが、この左右の気道っていうのはチャクラに沿って交差して描かれるんだね。
 チベット的な言い方だと、この左右の気道がいくつかの部分で中央管に巻きついているんだね。巻き付いているから、その巻き付いている部分がチャクラなんだっていう言い方をするんだね。ただしその巻きついているこいつだけがイダー・ピンガラなのかというと、まあ、いろんな表現とかから類推するとね、実際はこれだけじゃなくて、いろんな形の、右側を走っている重要な気道があって、全体を右側がピンガラー、左がイダーって考えたほうがいいかもしれないね。中央気道も実はそうなんです。それは後で言いますが、中央気道も何種類かあるのを全部何か総称して中央気道とか言っているけど、ま、実際はいろいろある。だから右と左もいろいろあるけど、これについてはあんまり覚えなくてもいいかな、って感じはしますね。
 チベットとかではちょっとめんどくさいのか、あまりこういう風には描かずに、単純に平行に描く場合もある。瞑想でもこういう感じに瞑想することも多い。巻きついているというよりは、単純に左右を走ってると。これは事実がどうかということよりも、瞑想でやる時というのはそれによって生じる、それをイメージすることによって生じる効果をねらっているので、あんまりその、実際には巻きついているのかどうかというのは考えなくていいかもしれない。

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◎経験すべき教え

2008-07-27 17:05:03 | クンダリニー・ヨーガのプロセス
2006.9.13「クンダリニーヨーガのプロセス ②」



◎経験すべき教え

 クンダリニー・ヨーガについては、いろいろ流れがあるんですけども、いろんなことをこのあいだも話しまして、これからも話すと思うんですが、実質的な問題でいうと、それらの現象っていうのは、例えばこれが終わってこれ、これが終わってこれ、となるというよりは、いくつか同時に進む形になります。
 しかも、その進むというのも一回ではなくてまた戻ったりとか。どういうことかというと、例えばわかりやすくチャクラでいったら、例えばムーラーダーラ・チャクラの経験をして、2番目のチャクラの経験をして、3番目のチャクラの経験をしました。私はもう3番目まで来たな、と思っても、また1番目の経験をする場合がある。それはより深い経験になるんだけど。それはその、深さがちょっと違うから前と同じではないんだけども。例えば一旦バーッとエネルギーが上がったからといって、もう下のものが全部終わったかっていうとそうじゃなくて、よりどんどんどんどん経験して深まっていくという感じがあるね。
 だからすごくその、言葉としては分かりにくいんだね。経験するしかないという部分がかなりあります。
 で、もう一回言うと、いろんな現象が同時に――現象っていうのは例えば、チャクラの世界の進み方。あるいは元素の世界の進み方。あるいはその他クンダリニー・ヨーガで現われるといわれるいろんなプロセスが、重なりあって進む。あるいは人によって順番が違ったりする場合がある。大まかなセオリーは変わらないんだけど、いろいろなタイプで重なり合い方とかが違ったりする。それは頭に入れておいてください。


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◎四段階のアムリタ

2008-07-26 23:05:41 | クンダリニー・ヨーガのプロセス


 ここまでクンダリニーが上がり出すと、これも人によってだけど、よくね、気絶する人がいます。
 つまり慣れてないんだね。頭にそんだけ気がガーッと集まることに慣れてないから。
 例えば修行したりしてて、ふっと気を失う人がいる。まあ、それはなんていうかな、意識がエネルギーについていってないんだけども、そういう現象もあるっていうのも覚えておいてください。
 はい、そしてクンダリニーがグーッてここに集まり出すと、これもいつも言っている次のエネルギー、甘露、アムリタってやつが生じますね。
 ちょっと言葉の勉強をすると、サンスクリットでこの「ムリタ」っていうのは「死」のことです。死。「ア」っていうのは否定なので、つまり「不死」。つまり直訳すると「不死」。で、意訳して「甘露」っていってるんだけども。だから合わせると「不死の甘露」とかいう言われ方をするね。
 不死の甘露、アムリタ。アムリタと呼ばれる真っ白い新たなエネルギーが頭に発生します。
 これは私もたくさんの経験があるのではっきり言えますが、本当に物理的に実際に発生します。頭の中でじわーっとエネルギーが発生しだします。そしてこれがチャクラを満たしていきます。
 ところで、このアムリタにも段階があります。一番低い段階のアムリタは、氷のようです。つまり固体的な感じがする。頭に氷があるような感じがする。で、ひんやりと冷たい。
 次の段階のアムリタは、水のようです。つまり液体状。頭になんかひんやりとした冷たい水があるような感覚。
 第三段階のアムリタは、冷たくなくてただ……冷たいアムリタっていうのは気持ちいい場合とそうでない場合があるんだけど、第三段階では冷たくなくてただ気持ちいい。
 第四段階では、光そのものになります。
 私は第三の歓喜のアムリタっていうのはいつも経験してますが、光のアムリタっていうのもたまに経験します。光そのものがぽたぽたとこう落ちてくるのが視覚的に見える。
 じゃなくて普通はね、いろんな人の経験を聞いていると、水のアムリタの経験が非常に多いね。頭が非常に気持ちよくて冷たいんだと。こういうのが発生してきたら、あ、アムリタが発生し出しましたということだね。
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8・1 大阪ヨーガ講習会

2008-07-25 19:12:28 | お知らせ


 きたる8月1日金曜日、午後7時より、大阪にてヨーガ講習会を開催いたします。

 参加希望の方は、お早めにメールまたは電話でご連絡ください。


 また、8月は京都にて、以下の日程でもヨーガ教室を開催する予定です。こちらの参加予約も、メールまたは電話にてお願いいたします。

8月 2日(土)10:30~13:30
8月17日(日)12:30~15:30
8月30日(土)11:30~14:30



皆様のご参加を心よりお待ちしております。


☆詳細-----------------------------------------------------------------------------------




☆日時:8月1日(金)19:00~21:00

☆場所:レンタルスペース・フロイデ
JR玉造駅から徒歩6分 彩貴ビル6階
http://www.r-freude.com/tizu.html

☆参加費:2000円

☆内容:クンダリニー・ヨーガ、ハタ・ヨーガ、ラージャ・ヨーガなどの各種行法実践と講義。
    初心者の方でも問題ありません。お気軽にご参加ください。

☆予定しているメニュー:アーサナ(気を調える体操)
            気功(気を充実させる内気功)
            プラーナ―ヤーマ(各種の呼吸法)
            ムドラー(覚醒の技法)
            マントラ
            瞑想
            講義
 
☆持ち物:動きやすい服装
     ヨガマット、または大きめのバスタオルなど(床に横になるときに下に敷けるもの)。

☆申込先:メールまたは電話でお申し込みください。


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◎ブラフマ・ランドラ

2008-07-23 18:29:13 | クンダリニー・ヨーガのプロセス


 はい、そして三つの結節が破れてやっと、エネルギーがこの頭の穴に入ります。ここに穴があります。これをブラフマ・ランドラといっています。ブラフマ・ランドラ。
 これはまあ直訳すると、ブラフマっていうのは「梵」とか「神聖な」とか、あるいは神の名前ですが、ランドラというのは「洞穴(ほらあな)」とか「洞穴(どうけつ)」。まあ「穴」って意味だね。ブラフマの穴。それがここにある。
 ここにクンダリニーが流入し出します。
 ところで前にも言いましたが、クンダリニー・ヨーガのシステムというのはあまり実際は知られていない。
 日本でちょっと流行っているクンダリニー・ヨーガとかあるけれど、あんなのは全然お遊びです。あれは全くクンダリニー・ヨーガじゃない。
 近代でクンダリニー・ヨーガを最もちゃんとやっていたのはチベット仏教です。
 チベット仏教のシステムというのはかなりクンダリニー・ヨーガです。特に「完成のヨーガ」と呼ばれるシステムね。いろんな段階があるんだけど。
 一般にはクンダリニーは単に上がって頭に到達したらそれで終わりだみたいな言い方されてるけども、そんなことはなくて、もうこんなのはまだ序の口なんだ。
 この結節を全部突き破ってクンダリニーがやっとここに来ましたと。ああ、やっとここまで来ましたかと。ね。でもまだ序の口の段階です。もちろん素晴らしい段階ではあるけどね。

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◎性欲を例として

2008-07-23 18:27:44 | クンダリニー・ヨーガのプロセス



 これはね、いろんな人を見てると面白くて、私はそうじゃなかったけど、私が前見たある人は、たぶん後頭部が相当詰まってたんだろうね。グーッと腰を入れて瞑想しようとすると、ボーン!って、首が後ろに吹っ飛ばされちゃうんですよ。「え? 遊んでるの?」っていうくらい。「ゴーン!」って、こう、明らかに誰が見てもここで詰まってる。ガーッてここから上に行かないから、首がガーン!ってこう、持ってかれちゃう。
 あとまあ、これはみんなもたぶんね、経験があるか、これからすると思いますが、なんか背中の後ろ詰まってるとか、なんか腰詰まってるとか、そういう感覚が出てくるんだね。それはそれぞれたぶんあると思います。
 あ、腰はね、ブラフマに限らず、性欲の汚れがあると腰が非常に詰まります。これはこの結節というよりは腰全体が詰まります。だから修行してて腰に来たら、あ、過去の自分の性欲の汚れだと。もし心当たりが無かったらそれはもちろん過去生のものかもしれない。けども自分の中にそういう性欲の汚れがあるんだと。そういう場合は腰に来ます。
 で、いつもここでも言っているけれども、性欲の汚れがある人は腰が入らない。なかなかね。それから蓮華座で寝るとかやると、浮いちゃうんだ。なんかね、腰が、こう。
 それだけじゃなくて、腰が痛くなったりとか、とにかく腰に来るね。
 もう一度、性欲を一つ例に取ると、肉体的な性欲の汚れがある場合、当然腰が詰まります。いや、性欲は素晴らしいものである、とそういう間違った観念がある場合、背中が詰まります。じゃなくて、すごい性的なイメージがいっぱいある場合、後頭部が詰まります。全部あったら悲惨だね。我々は気が上がらないということになってしまう。
 それから一つ付け加えると、この臍の少し上のところにチャンドラ・チャクラというチャクラがあって、ここもイメージのけがれで詰まります。こっちのほうが、レベルが低い。だから現代はイメージが汚れまくっているから、イメージの汚れといっても、シヴァ結節までもいっていなくて、チャンドラ・チャクラで詰まっている場合のほうが多いだろうね。これは魔境チャクラともいわれていて、ここをしっかり浄化せずに修行をすると、霊的な魔境に入ってしまう危険性があるので、とにかく汚れたイメージはしっかり浄化しておいたほうがいいね。

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8・2 京都ヨーガ講習会

2008-07-22 21:08:46 | お知らせ


 きたる8月2日土曜日、午前10時30分より、京都『空』にてヨーガ講習会を開催いたします。

 参加希望の方は、お早めにメールまたは電話でご連絡ください。


 また、8月は同会場にて、以下の日程でもヨーガ教室を開催する予定です。こちらの参加予約も、メールまたは電話にてお願いいたします。

8月17日(日)12:30~15:30
8月30日(土)11:30~14:30



皆様のご参加を心よりお待ちしております。


☆詳細-----------------------------------------------------------------------------------




☆日時:8月2日(土)10:30~13:30

☆場所:京の山杣人工房「空」
JR京都駅から徒歩5分 下京区総合庁舎となり
http://somabitoqo.exblog.jp/i11

☆参加費:3000円

☆内容:クンダリニー・ヨーガ、ハタ・ヨーガ、ラージャ・ヨーガなどの各種行法実践と講義。
    初心者の方でも問題ありません。お気軽にご参加ください。

☆予定しているメニュー:アーサナ(気を調える体操)
            気功(気を充実させる内気功)
            プラーナ―ヤーマ(各種の呼吸法)
            ムドラー(覚醒の技法)
            マントラ
            瞑想
            講義
 
☆持ち物:動きやすい服装
     ヨガマット、または大きめのバスタオルなど(床に横になるときに下に敷けるもの)。

☆申込先:メールまたは電話でお申し込みください。

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◎シヴァ結節

2008-07-15 18:50:13 | クンダリニー・ヨーガのプロセス


 しかし最後の段階で今度はシヴァの結節があるわけですね。
 このシヴァの結節を詰まらせているのは、我々の悪いイメージなわけです。イメージ。ね。つまり性欲の汚れたイメージとか、あるいは誰かを叩きのめすイメージとか。もうドロドロとしたいろんな悪いイメージ。これが我々の頭の裏側の壁を詰まらせてるんだね。
 よって逆にそういった悪いイメージを持たないようにして、逆に例えばいろんな神の瞑想をするとか、あるいは人々の幸福を考えるとか。
 イメージと思いの違いはわかるよね? イメージはもうちょっとこう視覚的な感じだったりとかするわけですね。思いとか考えっていうのはもう観念の世界だね。シヴァの結節の場合はイメージの世界です。
 だから変な言い方すると、変なビデオとか変な本とかあまり読まないほうがいい。イメージが非常に汚れます。ね。
 そういうんじゃなくて、神聖なイメージをたくさん瞑想したりする。そうするとスーッと通るようになる。
 はい、そしてこれも人によるんだけれど、こういった結節が破れる時に、実はこれは私は経験があったんだけど、爆発音がする場合があります。私はよくあったんです、実は。
 そういうことはまあ、経典に書かれてるんだけど、私はよくね、うつらうつらして寝入りばなとかによくあってね。瞑想とかしててちょっと寝ちゃいそうになって、ウーッてなってると、「ボン!」って爆発音がして、「うおっ! なんだ!」って目が覚めるんだけど、頭の中で爆発してるんだね。「ボン!」って爆発音で目が覚める。
 あ、これがあれかと。経典に書かれてるものかと。
 ガーッとエネルギーが壁にぶち当たってバーン!とぶち破るときにバーン!と爆発するんです。
 でもね、なんか私の経験だと、それが何回もあるんだね。何回もあるから、たぶん一回通ってもまた詰まっちゃうんだろうね、ちゃんと本当に通るまでは。そういうのを何回も繰り返してスーッと通るようになる。

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◎ヴィシュヌ結節

2008-07-15 09:11:44 | クンダリニー・ヨーガのプロセス


 しかし次にこのヴィシュヌ結節が待っている。これが詰まっていると、ここから上に行けない。
 このヴィシュヌ結節を詰まらせている因は、これもいろいろあるのですが、代表的なものとしては、間違った思い、考えですね。観念とか。これがある人は非常に詰まります。
 まあ、エゴからくる間違った観念だね。
 よって日常の中で、ああ私はいろんな偏見を持ってないかなとか、間違った観念で世の中を見てたのかなとか、そういうことを全て崩していかなきゃいけない。それが崩れないと、ここは破れません。
 もちろんエネルギーをガンガンぶつけて破るやり方もあるけれども、それはあまりスムーズじゃない。
 だから両方使わなきゃいけない。しっかり行法とかエネルギーをガーンと上げるのと同時に、日常の中で自分の偏った思いとか考えとかを崩していく作業が必要になります。
 それがうまくいくと、ここがスーッと通って、今度は先ほどの霊的な世界からさらに心の奥の深い世界に入っていきます。
 で、我々の瞑想も非常に深くなる。
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◎ブラフマ結節

2008-07-14 18:36:09 | クンダリニー・ヨーガのプロセス



 はい。だからまず我々はこのクンダリニーが上がりました、でもこのブラフマ結節を破らないと、なかなか上に気が本当は行かないんだね。
 このブラフマ結節はへその裏側だから、なんとかここを破らないと、さっき言った、怒りと、性欲と、あと食べ物とかお金とか物質とか、その世界を逃れられない。
 もっと別の言い方をすれば、現実世界というか物理世界というか、いわゆる現世と呼ばれる最も雑な世界から我々の意識は逃れられないんです。
 だからなんとかクンダリニーを上げてこのブラフマ結節をまず破らなければならない。
 まあ、それにはどうすればいいかっていうと、それはまあ、確実にいろいろな修行を進めていくしかないんだけど、一つ言うと、このブラフマ結節が詰まる一つの理由は、我々をこの現実世界、物理世界に縛り付けてるものだから、肉体的な悪業だったり、肉体的な汚れです。
 肉体的な汚れってどういうのかというと、肉体を使って行なった過去の悪とか、あるいは肉体に対するとらわれ、これが強すぎると、我々はこのブラフマ結節がすごく強くなります。破れなくなる。
 逆に言うと、肉体を使った修行とか、肉体を使って奉仕をするとか徳を積むとか、そういうことをやるとブラフマ結節は破りやすくなる。
 はい。そしてこのブラフマ結節を越えると、ちょっと我々の意識自体が霊的な世界に入りだす。つまりいろんなちょっとした、まあ、いろいろな光が見えましたとか、音が聞こえましたとか、あるいは瞑想でいろんなヴィジョンが見えましたとか、そういうのが始まります。
 つまりこの物理世界、現実世界をちょっと超え出した段階になってくる。
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◎三つの結節

2008-07-13 22:20:27 | クンダリニー・ヨーガのプロセス


 ちょっと男性中心の話したけども、女性も同じだよ。
 女性も、本当だったら性的なエネルギーに使うようなエネルギーが燃やされて、昇華されて、背中をグーッと上がってく。ここでものすごい快感が生じます。
 しかしまだこの快感は、まあ普通の性的な快感よりは崇高だけれども、まだ全体的にちょっと雑な感じだね。
「うわー! 気持ちいい!」って感じ。
 この快感がガーッと背中を昇ります。
 はい。ここでもうちょっと細かく言っておくと、昇ろうとするときに、3つくらい結節と呼ばれるものがあります。結節。
 これは元の言葉で言うとグランティっていうんだけどね。グランティ。結節。
 つまり道の途中に壁があるんです、3つ。
 その1つ目はちょうどへその裏の辺り。
 2つ目は胸の裏の辺り。
 もう1つは後頭部だね。
 一番下の結節をブラフマ結節といいます。2番目の結節をヴィシュヌ結節。3番目の結節をシヴァ結節。
 ヒンドゥー教の神様の名前がつけられてるんですね。
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過去・未来・今と、三つの生き方

2008-07-13 21:37:51 | 松川先生のお話
 無明というのは、ある意味では、過去にとらわれる心といってもいいでしょう。
 好き・嫌いというのも、過去の経験からの偏見です。
 無明から来るあらゆる苦しみと喜びは、過去の経験から来る妄想です。

 カルマの法則を知る者は、過去ではなく未来を見ます。
 なぜなら、過去はすでに終わったものであり、また、過去にとらわれるなら、また新たなカルマを作り出してしまうと知っているからです。
 現在の自分の状況はすべて、過去のカルマの結果に過ぎないと考えます。ですから現在の状況に不満を持たず、とらわれることもなく、ただ未来を見据えて、正しい思い・正しい言葉・正しい行ないに励みます。これは未来への「正しい期待」ですね。

 さらに深い真理を知る者は、過去にとらわれず、未来を期待することもなく、ただ今、この瞬間を、全力で、最も神聖に、悔いなく、集中して生きることに専念します。
 なぜなら、時の流れは幻影であり、本質的には「今」しか存在しないことを知っているからです。
 これはもちろん、「今さえよければいい」という退廃的な考え方とは違います。
 真の「今」の中には、過去も未来も包含されているんです。そういう意味で「今」しかないんです。

 ただし実際的には、三番目の考え方を悟り、実行するのは難しいですね。ですから二番目の、カルマの法則の理解により、過去へのとらわれを断ち切り、未来のために正しい生き方をすること。これをまずベースに置いたらいいと思います。
 そしてその上で、「今」この瞬間に集中する生き方にもトライしていったらよいのではないかと思います。
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善は急げ

2008-07-13 21:27:24 | 松川先生のお話

 善は急げ。
 不善は置いておけ。

 これはどういうことかというとね(笑)、まあ、心ってのは、あんまり確固としたもんじゃないんだね。一般的には。

 ここでいう善っていうのは、ヨーガ修行も含め、あるいは他人を幸福にすることとかね、あるいは自分の心を良くしようとかね、あるいは神への思いなども含め、あらゆる意味での善、真理、正しいことだね。こういうことを、やろうかな、と思ったとき、すぐにやったほうがいい。
 というのは、そういう善や真理を行なおうという思いが心に浮いたときというのは、これは千載一遇のチャンスであってね、すばらしい「宝のとき」なんだよ。そしてそういう機というのは、すぐに終わるかもしれない。気が変わるかもしれないし、状況が変わるかもしれない。
 だからあらゆる意味での善を行なおうという想いが生じ、それができる条件下にあるとき、すぐにやれということだね。

 そして逆に、あらゆる意味での不善、これは他人を不幸にすること、あるいは自分の心を汚すこと、あるいはヨーガや仏教その他、聖者たちが禁じていること。こういうことをやりたくなったりね、あるいはやるような条件にあるとき。
 そんなとき、それをすぐにやめるとか、そういう思いを捨てることができたらそれは一番いい。
 でもなかなかそううまくはいかない。捨てられない。そんなときは、とりあえず置いておけ(笑)。
 良い思いが、時間がたつと消えてしまうかもしれないのと同じように、悪しき思いも、時間がたつと消える可能性もある。つまり良くも悪くも心や条件というのは無常なんだ。
 もちろん、消えないかもしれないよ。でも消えないまでも弱まるかもしれないね。感情に任せて勢いでやってしまうのが一番愚かだ。

 だから、善は急げ。
 不善は、すぐに断てるなら断て。断てないなら、少なくともちょと置いておけ。

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2008-07-13 21:26:15 | 松川先生のお話

 私の幸せどこにある?
 それ、その「私」を捨てたとき。

 「私」がないというならば
 「私のもの」もありはしない。

 「私」はどこにもないのだから
 「私のもの」もどこにもない。

 その確信を得るならば、
 マーヤーの束縛は断ち切られる。
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光と闇が交わる時

2008-07-13 15:32:46 | 松川先生のお話



 インドでは、日の出前後と日の入り前後は、光と闇が交わる時間ということで最も神聖な時間とされ、沐浴や祈り、修行をするのがよいとされます。

 特に朝はよいですね。アーユルヴェーダなどでは、日の出一時間半前に起床し、瞑想や祈りをせよ、といいます。まあ、その辺はインドとの事情の違いで、インドは昼は暑いので、早朝はとても気持ちいいですからね。
 でも私は今も、早いときには4時ごろに起床して修行します。遅くても6時かな。朝4時ごろから6時ごろまで、このあたりの時間は、短くてもいいので、少しでも瞑想とかしたらいいと思いますね。神を心に思うだけでもいいです。
 朝のスタートというのはとても大事です。時間があるなら朝のうちに、呼吸法や瞑想やマントラなどを行なうといいですね。呼吸法で気の流れを清め、瞑想で心を清め、マントラで言葉を清める。もちろん、もっと余裕があれば、アーサナ等で身体も清めるといいでしょう。
 あと、朝一番に見るものも大事だといいます。ですから理想は、部屋に神の絵などを飾り、目が覚めたらベッドの中からまずそれを見る。そして口にマントラをつぶやく。このようにして一日をスタートさせるのがよいですね。

 昼夜が逆転すると、自律神経のバランスや、気の流れのバランスが狂うのであまりよくないですね。まあ、仕事とかいろんな事情がある場合はしょうがないですが。
 夜はしっかり寝て、朝は日の出前、または日の出とともに起き、少しでもいいから修行して一日をスタートさせる。日中はしっかりと修行や仕事その他の活動をする。夜寝る前は一日の反省と明日の精進を誓い、床につく。睡眠は8時間は寝すぎだと思います。まあ、こういう生活を行なっていたら5時間前後で十分だと思いますね。とはいえ無理して減らす必要はないですけど。

 まあ、あまり私も観念的なことを言うのは好きではないのですが、良い人生を送るのベースとなる一日の規則的なサイクルの例として、ちょっと書いてみました。


 あ、ちょっと付け加えになりますが、経典では、ヨーガの呼吸法は、日の出時、真昼、日の入り時、真夜中、まあですから具体的には6時ごろ、12時ごろ、18時ごろ、0時ごろの一日4回行なえ、と言います。つまりそのようにして正しい呼吸と気の流れを体に浸透させていくわけですね。
 一日四回というとなかなか大変だと思うかもしれませんが、一回につき10分程度でもよいので、興味のある方は試してみてください。これを数ヶ月続ければ、体中の気道が浄化されるといわれてますので。
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