ヨーガスクール・カイラス blog

True Yoga, to meet the true self.

第一章 土台(3)オーム、カーラ、デーシャ、アヌ

2007-05-27 16:38:21 | 真我への道


(3)オーム、カーラ、デーシャ、アヌ

 パラムブラフマの創造力(シャクティ)の現われは聖音「オーム」であり、これから、
①カーラ(時間)と、
②デーシャ(空間)と、
③アヌ(宇宙原子)が生ずる。

 「オーム」の波動こそが、すべての現象世界を作り出しているのである。
 つまり「オーム」は、パラムブラフマのシャクティが直接現われたものであり、いわば至高なる唯一の神の現われであり、至高なる唯一の神と同一のものなのである。

 この作られた現象世界の根源はアヌ(宇宙原子)である。
 このアヌは闇によってできているため、至高者が放つ本質的な光を覆い隠してしまう。
 これによってこの宇宙はマーヤーと呼ばれる幻術の闇に覆われたものとなる。
 個々の魂においては、このアヌは「無明(アヴィディヤー)」と呼ばれ、智慧の光を覆い隠すため、衆生は皆、自己の本性を理解することができない。

 この微細なアヌ(宇宙原子)よりも粗雑なこの肉体に自己意識を没入させている衆生は、このアヌの魔術を見破ることができない。
 しかし自己意識をアヌと同等の微細さまで引き上げたとき、衆生はこのアヌの正体を、外的にも内的にも理解するようになり、また、全宇宙の実相を--この現象宇宙も、それを超えた聖なる世界も含めて--すべて理解するようになるのである。


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第一章 土台(2)シャクティとチット

2007-05-27 16:36:56 | 真我への道




(2)シャクティとチット

 「唯一の実体」であるパラムブラフマの中には、すべての智慧と慈悲の根源があり、またあらゆる力と歓びの根源がある。
 
 この宇宙を生み出すシャクティと呼ばれる力、それはあらゆるエネルギーの本源であり、無限の姿形をとって万物を構成し、その本質は「永遠・絶対・純粋なる至福」である。

 そしてシャクティが生み出した世界を認識する認識者はチットと呼ばれ、それはあらゆる智慧、理性、感情等の心理機能の本源であり、また普遍の慈悲の本源でもある。

 この創造力(シャクティ)と智性(チット)が、パラムブラフマを構成している。

 人は、自分の内面に集中すると、このシャクティとチットが、自分の中にも存在していることを認識することができる。自分の内面のシャクティは無限の至福を生じさせ、チットはそれを認識し楽しむことができる。


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第一章 土台(1)パラムブラフマ

2007-05-27 16:34:28 | 真我への道




 「真我への道」シリーズについて

 このシリーズは、スワーミー・ユクテスワの「聖なる科学」をもとに、私が私自身の経験や見解も加味して、わかりやすくまとめたものです。




「真我への道」


 第一章 土台


(1)パラムブラフマ

 パラムブラフマ(至高梵)は、はじめも終わりも無い不生不滅の存在であり、完全無欠の存在である。それは永遠であり、分けることができない宇宙の唯一の実在であり、すべてのすべてである。

 人は生来、直感的に、唯一つの実在の存在を信じており、これに対する信仰心を心の奥にもっている。
 我々の五感の対象である、この外側の世界を構成しているもろもろの事物は、その『唯一の実体』が現わすさまざまな属性である。
 衆生はこの「属性」によって構成された肉体の中に自我意識を没入させているために、この不完全な肉体の器官が認識しうる次元の限定された「属性」しか理解することができず、それらのおおもとである『唯一の実体』については認識することができない。

 よって衆生は、マーヤー(神の幻術)によって現わされているそれらの『属性』の中から自己意識を引き上げて、本来の神性を取り戻し、この「唯一の実体」を認識しなければならないのである。


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