映画日記-ハウルの動く城(12/24)

2006年12本目、映画日記24本目

ガラにもなく、映画「ハウルの動く城」を観ました。

初期の宮崎駿作品は結構好きでした。一番好きだったのは子供の頃に見た未来少年コナン。
風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、くらいまでは好きだったんですが、もののけ姫や千と千尋の神隠しなどは、何だか説教じみたストーリーが苦手でした。映像は綺麗なだけに残念。

そんなわけで、ハウルの動く城の方は、久しぶりにあまり説教臭くない映画として、まあ気楽に観ることが出来ました。
それにしても、宮崎駿らしくない、かなりベタなラブストーリー。

そしてやっぱり意味不明のキャラクターが何人か登場。
宮崎駿の作品は、たぶん作っているうちに熱が入って、あれもこれも、になってしまうんでしょうか、伏線のつもりで伏線になっていない、意味不明のキャラクターがよく出ます。

あと、アニメのクオリティが上がったからだと思うのですが、細部まで表現すると、気持ち悪い映像も多くなります。実は僕はブツブツ恐怖症でして、ハウルが鳥に変身しているときに、腕のブツブツとした羽毛が直視できませんでした。

全体的には楽しめる映画でした。宮崎映画にほぼ共通する、20世紀初頭を思わせるメカニック、今のハイテクと違って、いかにもメカって感じが好きです。