映画日記-007は二度死ぬ(27/294)

2010年27本目、映画日記294本目

映画「007は二度死ぬ」（原題"You Only Live Twice", 1967年）を観ました。

米ソの有人宇宙船が立て続けに未確認飛行物体の出現と共に行方不明となる事件が発生。米ソは、それぞれが仕組んだ陰謀であると互いに主張し、一触即発の危機に陥る。
その事件の背景には又もスペクターの陰謀が画されていた。
未確認飛行物体の打ち上げはどうやら日本であったらしいとの情報を得たジェームズ・ボンドは、スペクター一味を欺くために香港で銃撃を受けた際に死亡したとし、隠密で日本にやってきて行動することになる。

これまた、ロシアより愛をこめてと同じく、寅さんシリ－ズと並ぶ、大いなるマンネリズム映画の典型。

日本の秘密警察の担当官を演じるのは丹波哲郎。ボンドガールも二人の日本人が登場し、日本ロケも敢行。
当時の日本はまだ高度成長期で、世界の中から見ると、やっぱりまだ発展途上国であり、かつ不思議な習慣を持つ不思議な国、という印象なのでしょうか、妙に日本を誇張した表現が目立ちました。
いま、こういう描き方をされることはないので、日本もだいぶ成長したのだと思います。