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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-「帰ってきたヒトラー」(38/1186)

2018-04-25 17:40:31 | 映画
映画日記-「帰ってきたヒトラー」(原題"Er ist wieder da", 2015年)を観ました。

ソ連軍に追い詰められ自決したアドルフ・ヒトラー。その死体は総統官邸の裏庭で焼かれたことになっていたが、彼はその裏庭で目を覚ます。
状況を飲み込めていなかった彼はキオスクに立ち寄り、自分が2014年の未来に目覚めたことを知る。
その時、フリーランスのザヴァツキは契約していたTV局をクビになり、起死回生の特ダネを売り込もうと躍起になっていたが、たまたま撮っていた映像の後ろに、目覚めたヒトラーが映っているのを見つけ、キオスクに居た彼を保護する。ヒトラーのそっくりさんと思い込んだザヴァツキは、母に借りた車に乗せてドイツ全土を回る。
人々と語る姿を収めた映像はYou Tubeでまたたく間に人気を博し、コメディ番組に出演するようになる。

現代に蘇ったヒトラーが人気を博し、再び人々が魅了されていく様を描いた映画です。コメディタッチで描かれているものの、民族主義化が進む世界で、何とも言えない不気味さがあります。
人気が出てくるにつれ、警戒心を持ち始める人々にヒトラーは語りかけます。「自分は扇動したのではない、人々が自分を求めたのだ」と。
言い得て妙であり、また含蓄の深い言葉でもあります。
普通の人々に潜む狂気、という点で、ある意味どんなホラー映画よりも恐ろしい映画です。

テレビ局の社長を演じた俳優が「ヒトラー 〜最期の12日間〜」でヒトラーの側近を演じており、面白いです。



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