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自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-シティ・オブ・エンジェル(29/416)

2011-05-03 02:33:21 | 映画
2010年29本目、映画日記416本目

映画「シティ・オブ・エンジェル」(原題"City of Angels",1998年)を観ました。

セス(ニコラス・ケイジ)は天使。死期の近づいた人の前にのみ姿を現し、天国へ導く役目を負っている。
人間と違って感情を持たず、物に触れることも感じることもない。
あるとき、セスはジョギング中に心臓発作で倒れ、死亡寸前の男性をお迎えに行く。
病院では必死に彼の命を救おうとする医師マギー(メグ・ライアン)の姿があった。
マギーの手術もむなしく男性は死亡するが、セスはマギーの懸命な姿に一目ぼれしてしまう。
彼女に触れたいと思うセスの願いがかなうには、天使であることを辞め、人間になることだったが-。

羽があり白い衣をまとう天使のイメージとは程遠いですが、”プロフェッショナル”として人々を天国へ導く”業務”を淡々とこなす天使たち。
永遠の命を持ち、痛みや悲しみと無縁であるはずの天使が人間に恋する、というラブストーリーです。

ストーリーでは、愛と喜びのある人生は、たとえ哀しみもあったとしてもどれだけ素晴らしいものであるか、というテーマで一貫して描かれています。
それが人生、と言う点では全面的に賛成ではあるものの、人生が素晴らしいという点が人間の視点から描かれているのが気になりました。
天使の視点からは、本当に人間であることは素晴らしいと言えるのかどうか。
天使が人間になろうとする、いわば堕天使となる価値観を人間側から押し付けていないかと。

メグ・ライアンは好きな女優ですが、ここでもいつもと同じような、可愛い女性という役柄で、残念ながら発展性がありません。もっと違うキャラクターを演じているのも観てみたいと思います。

監督はブラッド・シルバーリング。映画日記-レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語を撮った監督です。


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