映画日記-「心の旅」(原題"Regarding Henry", 1991年)を観ました。
ニューヨークの敏腕弁護士ヘンリー(ハリソン・フォード)は冷徹で、依頼人の勝訴のためには手段を厭わない。医療ミスの証拠を握りつぶして依頼人である大病院を勝訴に導いた彼は、後遺症に苦しむ原告患者を一瞥しただけであった。
夜、煙草を切らした彼はドラッグストアに買いに出かけ、そこを襲っていた強盗に撃たれて意識不明の重体に陥る。意識を取り戻した彼だったが、思い障害を負い、家族のことすら思い出せないようになっていた。
有能なエリート弁護士ではあるが冷酷な人間が、意識障害をきっかけに性格が変わり、家族の愛を取り戻していく物語です。
以前にも観たことがありましたが、リハビリによって言語能力や歩く能力を取り戻していく姿は、つい先日の自分のリハビリと重ねて観てしまいます。最初に観た当時には考えもつかなかった感想です。
心温まるストーリー、ではあるものの、敏腕弁護士の収入に裏打ちされた生活をこの先どうしていくんだろう、という疑問は残ります。
退院して帰宅したヘンリーが買ってきたビーグル犬が何ともかわいいです。