映画日記-「ウエスト・サイド物語」(19/859)

映画「ウエスト・サイド物語」（原題"West Side Story", 1961年）を観ました。

ニューヨークの下町。イタリア系移民の少年グループ、ジェット団とプエルトリコ系移民の少年グループ、シャーク団は、バスケットボールコートを巡り、いつもいがみ合っていた。
お互いにもめ事をしない「中立地帯」と呼ばれる場所で行われたダンスパーティで、ジェット団の元リーダーのトニーとシャーク団のリーダーの妹マリアは恋に落ちてしまう。
しかし両団の緊張は頂点に達し、とうとう決闘を行うことになる。

「ロミオとジュレット」をモチーフにしたブロードウェイミュージカルの代表作の映画化です。
「トゥナイト」「アメリカ」など、一度は聞いたことのある曲も有名。
高く飛び上がり、バック宙などを見せるダンステクニックも見ものです。
冒頭シーンはマンハッタンの街並みが映りますが、そこで9.11で倒壊したワールド・トレード・センターがないことに気づきます。
この時代はまだ建設されていなかったのですね。
バスケットボールはこの後、アフリカ系の人達の独壇場となるし、リトル・イタリーは現在チャイナタウンの勢いに押されているし、時代の移り変わりを感じずにいられません。

マリア演じるナタリー・ウッドは「34丁目の奇跡」の娘役スーザンのほか、「理由なき反抗」に出演。