My favorite things-white, white!

自転車に乗って、美味しいものを食べに行ってます。秋から春はスキー、夏は登山も。前十字靭帯断裂するも手術して復帰。

映画日記-プラダを着た悪魔(8/109)

2008-01-14 02:16:43 | 映画
2008年8本目、映画日記109本目

映画「プラダを着た悪魔, 原題"The Devil Wears Prada", 2006年)」を観ました。

最初このタイトルの映画が公開されたとき、ブランド狂いのコケティッシュな若い女性が周囲を混乱に陥れる、といった陳腐なストーリーの映画なんだと思っていました。

実際には、
ミランダ(メリル・ストリープ)はファッション界のカリスマで、一流ファッション誌「ランウェイ」の編集長。一瞬の隙も無いファッションとその仕事の猛烈ぶりに業界では「悪魔」と呼ばれている。ジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハザウェイ)は、ファッション業界には全く興味が無かったが、たまたま面接で通ってしまったアシスタント職を得て、ミランダの猛烈ぶりに翻弄されながら、バリバリ仕事をこなすようになっていく物語。

ミランダ編集長の仕事ぶりが非常に誇張して異常なように描かれていますが、私が昔勤めていた会社の社長は正にこんな感じでした。
24時間いつでも気にせず携帯に電話は掛かってくるは、思いつきで何でも口にするは、のべつまくなしに指示しまくるは、で、決して映画だけの世界ではなく私にとっては単なるデジャヴ。尤も、ミランダ編集長のように業界で一目置かれていたわけではなく、業績を出せなかった社長は結局クビになってしまったのですが。

だから、翻弄されて甘えた愚痴をこぼすアンディには全然共感できなかった。
仕事ぶりは異常かもしれないけれど、生き馬の目を抜くようなファッション業界では一瞬でも気を抜いたら他の競合に出し抜かれてしまうだろうし、編集長の仕事に専念したかったら、他の雑事は全部他の人にやっておいてもらいたいと思うのは当然だろう、と仕事の立場からは思います。
自分の職場でこんな風にはできませんけどね。

尤も、ジャーナリスト志望ならば編集長の秘書ばかりやっていても記事書く経験はできないだろうから、この仕事はきっと長くは続けられないだろうな、とキャリア・アドバイザー的視点からは思いました。

正直、出てくる固有名詞は一語も知らず、全く理解できなかった。一緒に観ていたヨメさんがすらすらと案じて見せるのでびっくり。
私にはこの世界は務まらないようです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。