アタシだって言いたかないよ、言いたかないけど言わせてもらうよ

その時に思った事、面白かった事を書きます

値段

2010年02月17日 09時46分23秒 | Weblog
この前読んだ本に書いてあった





A「この商品を買って、もし何かあったらお金を返します」



B「それなら初めから安くしてくれたらいいのに・・・」



A「それは違います、値段というのは不思議な物で


安く買うと、気持ちまで値引きしてしまうものです」








なるほどなぁ、と感心した




例えば100万円の物を10万で買ったとしたら



最初は嬉しいけど、すぐに(どうせこれは10万の物だから)と思ってしまう



逆に、他の買いたい物を我慢して100万円貯めて買ったら


100万以上の価値がある




少なくても「苦労した分」値打ちがある







高校時代に「エキスバンダー」が欲しかった



お年玉を貯めて買った




その後「ブルワーカー」が欲しくて、バイトした金で買った




バイクも、バイトで貯めた金で買った







あの頃の「物」には値打ちがあった




今は「仕事をするのが当たり前」になったから



「金を払って、欲しい物を買うのが当たり前」になった




何でも「当たり前」になってしまうと面白くないな









前にも書いたけど、古本屋では「値段のシール」が重ねて貼ってある





500円の本だったら、最初は「350円」




次は「250円」その上に「100円」と貼ってあった





その話を両親にしたら、母が言った






「それならいいやん


前に近所の店で買ったミシンの糸を見たら


上になるほど高くなってた



あれは毎年値段を上げてたんやろなぁ


せめて前のシールを剥がしてから、新しいのを貼ればいいのに



見てて腹が立ったわ」





「値段の話」も色々あるもんだ