アウトドアライフの記録 その2

「アウトドアライフの記録1」の続きです。山歩き、桜や紅葉、季節の風景、古代史の舞台、南の島を尋ねた記録です。

再編集「四季の大山を歩く」 若者グループと共に大山三鈷峰へ  2010年6月16日

2021-07-14 14:53:12 | 四季の大山を歩く

松江地方は16日、梅雨の晴れ間で、とてもさわやかでした。

 
そこで 久しぶりに、大山三鈷峰へ登りに行きました。
 
 
登山口の大神山神社で、登山の安全を祈念していると、ガヤガヤと若者グループがやってきました。聞くと初めて三鈷峰へ行くということで、男三人女三人の二十代の職場の仲良しグループだそうです。
 
 
三鈷峰へのコースを私に聞いてくるので、私の歩くコースを教えました。「宝珠尾根コースから三鈷峰、ユートピア小屋、そして元谷砂すべり下山道から元谷へ、そして時間があればそこから夏山登山道へ登り、夏山下山道から南光河原へ」というものです。
 
 
 
どうせ途中でへばるだろうと思っていました。
 
ところが六人は、キャーキャーワーワー言いながら、どんどん付いてくるではありませんか。尾根道に出たときには、もう僕もすっかりグループの一員になっていました。
 
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三鈷峰へのルートの「宝珠尾根ルート」登山口の「大神山神社」です。
「大山寺」のさらに上の山中にあります。
 
 
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宝珠尾根を暫く歩くと、正面に三鈷峰が見えてきました。晴れていますが、ここのところの雨続きで、木の葉や枝が濡れていて 歩き始めるとすぐに服がずぶ濡れになり、あわててレインスーツを着ました。
 
 
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Photo_2
更に尾根に近づくと、ユートピア小屋が見えてきました。
 
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Photo
歩き始めて2時間ほどで、三鈷峰山頂に着きました。
この女性はあまりにも肌が露わなので「紫外線、害虫、木の枝」などの危険を避けるために、上着を着ることを勧めました。
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Photo_5
三鈷峰から見た、ユートピア小屋です。あそこでお昼にしようという計画です。
 
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尾根道の危険箇所には、ザイルがフィックスしてあります。
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Photo_2
 
更に 尾根伝いにユートピアへ向かいます。
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小屋の前でお弁当を食べていたら、北壁には、雲が現れては消え、また現れては消えています。
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彼らといろいろお話をしているうちに、すっかり時間がたち 今日は夏山登山道へは向かわずに、元谷へ下りてそのまま下山することにしました。
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Photo_3
手前のガレ場が「元谷への砂すべり下山道」です。
 
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元谷砂すべり下山道は、浮石の上を滑りながら歩くので、とても危険なので、
みんなは もと来た道をそのまま下山するように提案したのですが、女性も含めて全員が 私に付いて来てしまいました。
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Photo_4
 
みんなが、キャーキャー言いながら滑り降りて来るので、先頭を行く私は、落石が怖くて後ろばかり振り返りながら下りていきます。
 
しかし彼らはそんなことにおかまいなく、キャーキャー言いながら滑ってきます。先頭の私は本当に恐怖でした。
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すぐ左手の、北壁からは絶え間なく、落石の「ガラガラ、ゴロゴロ」と言う音が響いてきます。
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大神山神社のすぐ下の、石畳下山道を横切る若い女性(添乗員さん風)の30人くらいの団体が居て、口々に「こんにちわ」と声をかけながら山道へ入っていくので、びっくりしました。
 
みなさんどこへ行くのでしょうか?
 
 
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下山して、大山寺門前店で缶コーヒーを飲みながら、楽しかった一日を語り合い、さよならを言って 別れました。
 
 
 
私にも、数十年前にああいう 青春時代があったのだなあと、妙にしんみりさせられました。
 
 
 
しかし、若いみんなとわいわい言いながら、楽しく山歩きが出来、気持ちのいい一日でした。

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再編集「四季の大山を歩く」  残雪の大山 2010年3月17日

2021-07-10 10:24:36 | 四季の大山を歩く

3月に入り、少し暖かくなったので、晴れの日を狙って残雪の大山へ行きました。

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登山道入り口や、付近の道路にはもう雪は 少ししか残っていません。

以前来た時には 2回共道路はツルツルピンピカのアイスバーンだったのですが、今はわずかに 残雪です。

天気予報では「晴れ」でしたが、南光河原駐車場では 気温0度、雪がちらついていました。

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登り道には雪がかなり残っていましたが、地面が露出している場所も多く、4合目までは、アイゼンなしで登れました。4合目からは、簡易アイゼンを着けたり外したりです。

ここ6合目避難小屋でやっと本格アイゼンを装着しました。雪は相変わらずちらついています。しかしこの後は、砂利が露出した山道が多く、脱着が邪魔くさいので、アイゼンを着けたまま上りました。

下界の景色は、雪雲に閉ざされてまるで見えません。

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山頂付近を歩く女性の二人連れです。

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山頂付近の霧氷です。風も強く しきりに揺れていました。

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「弥山」「剣が峰」「三鈷峰」と続く縦走路ですが、「縦走禁止」の大きな立て札が立っています。毎年何人かの方が この先でなくなられます。去年秋も女性登山者がヘリコプターで、収容されました。

この日も、この付近に新しいお花とお酒の瓶がお供えしてありました。今年1月に事故があったようです。

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一瞬だけ、雪雲が晴れて江府町の方向が見えましたが、すぐにまた閉ざされました。今年はかなり雪が少なく、去年の今頃とは景色が全然違います。

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去年の同じ時期の写真と比べると、今年は極めて雪の少ないのが良く分かります。

今年の写真は2010年3月17日撮影

去年の写真は2009年3月11日です。

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今年の様子です。ウッドデッキの登山道が完全に露出しています。それだけ積雪が少ないのです。

 

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同じような場所の去年の写真です。山頂付近はおろか、4合目付近から上はガチガチのアイスバーンで覆われていました。

 

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山頂付近の南斜面です。江府町方面を見下ろしたところです。雪が少なく低木が全て露出しています。

 

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同じような場所の 去年の写真です。斜面は雪に埋もれています。

 

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大山山頂の弥山、剣が峰から三鈷峰へ連なる北壁です。今年は雪が少なく、山スキーで滑って降りる人も「雪が少なく雪を探しながらすべるのは大変です」とおっしゃっていました。

 

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同じような場所の去年の写真です。ユートピア小屋周りもほとんど雪に埋もれています。写真右端のスキーヤーも雪が多く立ち往生しています。

 

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下りは元谷へ下山しました。元谷から北壁を見上げると雪が少ないのが分かります。

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大神神社まで下りてきたら、ほとんど雪はありません。

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駐車場までたどり着き、大山を見上げると、下界は天気予報どおり晴れていますが、山頂は依然として、雪雲に覆われていました。

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再編集「四季の大山を歩く」  地吹雪の大山 2010年2月18日

2021-07-07 10:32:45 | 四季の大山を歩く

2010年2月18日は、荒れ模様の大山でした。いろいろと用が重なり、前々からこの日に登山を予定していたので、予定通り出かけました。

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大山麓の道路には、全然雪がありませんでしたが、大山へ登るにつれて積雪が深くなりました。午前9時頃でしたが、除雪が間に合わず、新雪の轍の上を走ります。

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途中、桝水原で、自衛隊の雪中訓練部隊がいました。迷彩服ではなく、全員白い服(雪中での迷彩服?)を着ていました。

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南光河原駐車場で、登山のしたくをしていると、このような雪上車がしきりに出入りしています。聞くと、宅急便の車だそうで、大型特殊免許が必要だそうです。

スキーヤーが自宅からゲレンデへスキー道具を往復で送り、手ぶらでやってきてスキーを楽しんだら、また手ぶらで帰るのが流行だそうです。

そのためこのような雪上車が、ゲレンデへ大忙しの大活躍だそうです。

この車の改造費用は約550万だそうです。

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こちらの軽トラックの改造には約350万かかるそうです。

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10時半頃に駐車場を出発し歩き始めました。

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夏山登山道横の「阿弥陀堂」を過ぎる頃から、かなり激しく吹雪いてきました。

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吹雪で周りの景色はほとんど見えず、登山道の踏み後(トレース)もかき消されがちです。

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大山五合目までやっとのことでたどり着きました。

このすぐ下の、四合目付近で、中年のご夫婦が「もうこれ以上は登れない」と言って下山したのにすれ違いました。

四合目から上は新しいトレースはなくなりました。古いトレースにはどんどん雪が積もり、たちまちかき消されてしまいます。

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なんとか、六合目の避難小屋までたどり着きました。

そこから上は、まったくトレースもなく、地吹雪はますます激しくなり、一応スノーシューを背中にくくりつけて来たのですが、登る気が次第になくなり、小屋で休憩することにしました。

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前回は、態度の悪い連中に小屋は占領されていて、中へは入れてもらえなかったのですが、今日は独り占めです。

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小屋の窓は、氷に覆われています。誰かが置いていったペットボトルも凍って膨らんでいます。 

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おにぎりを一個食べて、外を見ると、地吹雪はますます激しくなっていました。

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下山が、急に不安になり、あわてて支度して、下山しました。

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横殴りの地吹雪で、景色はおろか、下山道もかき消されてまったく見えません。なんとなく、道らしいところを選んで 歩きますが道だったところは、膝くらいまで雪に埋もれますが、道を外れるとたちまち、胸くらいまで埋もれてしまい、もがきながら引き返します。

次第にパニックになるのがわかります。自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせ、冷静に考えます。

コンパスを頼りに、大体の方向を見当つけて 踏み後の消えていない風下や木の陰などにかすかな踏み後を探しながら、ジグザグに下り、道を探すことにしました。

最悪は、尾根筋をまっすぐに西へ向いて降りても、大山道路のどこかに出ると考えました。そう考えると少し落ち着くことができました。

首の辺りまで雪に埋まったり、何かに足をとられてひっくり返ったりしながら、なんとか道を探し探し、時間をかけて少しずつ下山しました。

登山口から六合目避難小屋まで、2時間かけて登り、くだりも2時間かけてようやく、ふみ後のはっきりした二合目あたりまで下りてきて、ようやく一安心しました。

冬の大山、恐るべし。なめたらあかんぜよ。

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車にたどり着くと、登っている間に 車にはかなりの雪が新たに積もっていました。

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下山するころになると、道路は除雪車が走りまわっていました。

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雲に隠れた大山と雪の烏ヶ山(からすがせん)

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冬の蒜山三座

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上の二枚の写真は、天気の回復した2月20日に米子道「蒜山SA」から写した大山と蒜山の写真です。

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再編集「四季の大山を歩く」  真冬の大山 2010年1月15日

2021-07-03 23:49:12 | 四季の大山を歩く

武漢ウイルスのせいで 山旅になかなか出かけられません。去年はワクチンも打たずに

八ヶ岳や熊野古道へ出かけましたが 今年は大阪府の医療体制が破綻してしまい コロナになると入院もできず

自宅でじっとしていて 運よく助かるか死ぬのを待つだけらしいので それはかなわんと 遠出はやめて 

家の裏山の岩湧山を毎日歩いています。

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大阪府の医療体制が破綻して 死ななくて済んだ人もたくさん亡くなっています。

しかし大阪府の人間や 政府や厚生省の役人どもは だれひとりとして 責任も取らず 謝罪もせず

マスコミも責任の追及もせず 政府や大阪府の無作為のせいで亡くなられた方がとても気の毒です。

 

前大阪府知事で自民党国会議員の太田房江氏だけが 「今の大阪府知事はたくさんの人を死なせて 府民に謝るべきだ」

とおっしゃっているのが 唯一の救いです。

 

府庁の能無し役人も厚労省の馬鹿役人もよくあれで税金から給料をもらっていますね。

私の家族が武漢ウイルスで亡くなったら絶対に裁判に訴えますけど。

 

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そこで 去年まで実家のあった島根県松江市によく出かけていて そこから足しげく通った大山を

歩いた記録を再編集します。

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日本列島が猛烈な寒波に包まれている時、2010年1月15日に真冬の大山へ行ってきました。

米子自動車道路の溝口インターでおりたら、そこは氷の世界でした。

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大山道路は、登山道路も桝水原から大山寺へ向かう道路もピカピカに光る

アイスバーン状態です。

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南光河原駐車場です。冬場だけお金を取るそうで千円取られました。

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夏山登山道を登りましたが、登山口付近の標識も雪に埋もれています。

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一合目付近の雪景色です。1メートル以上は積もっているようです。

先行者の足跡が付いているから、踏み跡頼りに登れます。

一人でラッセルしながら登ると、とんでもなく時間がかかりそうです。

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標高900mの標識も雪にすっぽりと埋もれています。

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四合目の標識は、誰かが掘り出してくれていました。

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やっと五合目「山ノ神」です。ここまでいつもの3倍くらい時間がかかりました。

それも先行者がラッセルしてくれていたので、早く歩けたほうですが、一人だと、もっと時間がかかるでしょう。

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上から下りてきた人に話を聞くと、

「先行者が二人組みでラッセルしてくれたおかげで、6合目の避難小屋までは登れたが、そこから先はトレイスがなく、一人でラッセルする気力もないので、今日は避難小屋で引き上げてきました」

との事でした。この方のお話によると、「数年前に仲間3人で交代でラッセルして、登山口から山頂まで7時間かかった」

との事でした。冬の大山やはり、恐るべし。

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5合目から6合目あたりの樹氷というか、樹雪なのかよく分かりませんが、とにかく白く凍っています。

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氷が重くて下のほうへ 枝が下がっています。

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吹雪の合間に、時折青空がみえます。

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先行者のラッセル跡が無ければ、どこを歩いていいのかまるで分かりません。

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樹氷のトンネルを潜り抜けながら、登ります。

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いつも上りながら左手に見るのが楽しみな「三鈷峰」も 今日は吹雪のため、ぜんぜん見えません。

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やっとたどり着いた、6合目の避難小屋です。いつもなら、1時間ちょっとで来れますが、今日は2時間半くらいかかりました。

その小屋から上は、ノートレイス。どこを歩けばいいのか、まったく分からないくらい すごい積雪で、スノーシューを車に置いてきたので、さらに登る気力もなく、暫くは見上げていましたが、吹雪のためまるで視界も利きません。

 

狭い小屋の中は、5人が黙り込んで、黙々と食事中でした。話しかけても、ほとんど反応がないので、なんか居辛くて、直ちに下山しました。

 

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吹雪の合間に、時折視界が開け、下界の景気が見渡せる時があります。カメラを取り出し、あわてて写そうとすると ふっと 雪で消されてしまいます。

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道のあちこちに、どういう加減なのかぽっかりと穴が明いています。中を覗き込むと、2メートルくらいの底が見えます。

あやまって落ち込むと、身動きとれず、自力では出れないようなので 緊張して通り抜けます。

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一合目付近まで下山してきたら、薄日がさしてきました。

下りは斜面の雪をすべるように降りるのでとても早く、1時間もかかりませんでした。

それにしても去年の冬の「三鈷峰」や3月のアイスバーンの大山もすごかったけど、新雪の大山もまた すごい景色でした。

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