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「花の女 フランソワーズ・ジロー」展 

2010年06月03日 22時27分46秒 | 美術展
「花の女 フランソワーズ・ジロー」展  @笠間日動美術館





パブロ・ピカソの「ヌード、観葉植物と胸像」が史上最高額の、1億648万ドル(約101億円で落札されたとの報道があった。
6月6日まで笠間日動美術館の美術展は、ピカソが愛した多くの女性たちの中でたった一人、彼に反旗を翻した存在としても知られる画家フランソワーズ・ジローの展覧会。



20世紀絵画の巨匠・パブロ・ピカソ(1881~1974)が、花の女と呼び、描いた女性がフランソワーズ・ジローだった。
ジローは、ピカソと40歳も年が離れていたが恋に落ち、10年あまり生活を共にした。
しかし、やがてジローは二人の間にできた子供2人を連れてピカソの元を去り、画家として自立の道を選ぶ。
数多くのピカソの恋人の中で、ただ一人ピカソに反旗を翻し、“ピカソを捨てた女性”と言われている。



1921年生パリに生まれたジローは今年89歳。
ニューヨークの高級住宅に住み、今なお画家として旺盛な創作活動を続けている。

先日のNHKテレビの「日曜美術館」で、ニューヨークにジローを訪ね、ピカソを知る唯一の生き証人として、初めてロングインタビューをした様子が放映された。
かつての恋人は、ピカソの知られざる、そして興味深い“素顔”を赤裸々に語り始めた。

僕はピカソについて詳しいことは知らない。
離婚再婚を何度繰り返したかとか、誰が奥さんで、子供が何人いたかも知らない。
とにかく20世紀を代表する絵描きで、常に進化を遂げていた、程度だ。
したがって、話の内容に興味を持ったが、90歳近いフランス人なのに美しく聡明なのに驚かされた。

この番組は大反響だったのだろう、5月30日までの会期が1週間延長され6月6日までになった。おかげで、僕も今日(6月3日)に観ることができた。
1942年から2008年までの作品とのことだが、作風を変革させながら大作に挑んでいる。
具象の作品もあるが、主には穏やかな抽象画。
色彩は華やかなものが多い。

放送を見た人たちであろう。
平日にもかかわらず、沢山の観客がいた。

女性として・画家として、独自の境地を築き上げた生き方。
努力と才能とエネルギーに満ちた人生は、「しっかりしろ」と背中を押された感じ。

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