今日迄『六義園』のしだれ桜と庭園がライトアップされている。(3月19日~31日)
ライトアップ用の竹を利用した照明器具。
春と秋の2度、ライトアップと夜間の開放が行われる。
昨晩は、最終前日、という事で大勢の観客だった。
しだれ桜の前は,人ごみで歩けない程だった。
たまたま、桜の上方に目を向けたら綺麗な三日月が見えた。
桜といえば、西行法師(1118年~1190年)を連想する人は多いだろう。
その関連から,月もまた,月並みな連想か。
ともかく,桜と月が眼に入った一瞬、周りの喧噪から心が離れた。
吉野山こずえの花を見し日より心は身にもそわずなりけり
残念ながら、吉野山の桜を観た事が無い。
西行は吉野山に咲いた梢の桜の美しさに打たれてから、桜に心を奪われてしまったのだろう。
吉野の桜でなくとも,桜に憧れる日本が多いからこそ、花見に人は押し掛ける。
おぼつかな春は心の花にのみいづれの年か浮かれそめけぬ
僕もこの時期,花を尋ねてあちこち浮かれ出る事となる。
西行のように俗を脱した上での、花狂いとはいかない。
せめて,人の少ない早朝に出かけるように、してはいるが。
俗な世界の日常に、あくせくしていることへの,多少の慰めか。
ライトアップ用の竹を利用した照明器具。
春と秋の2度、ライトアップと夜間の開放が行われる。
昨晩は、最終前日、という事で大勢の観客だった。
しだれ桜の前は,人ごみで歩けない程だった。
たまたま、桜の上方に目を向けたら綺麗な三日月が見えた。
桜といえば、西行法師(1118年~1190年)を連想する人は多いだろう。
その関連から,月もまた,月並みな連想か。
ともかく,桜と月が眼に入った一瞬、周りの喧噪から心が離れた。
吉野山こずえの花を見し日より心は身にもそわずなりけり
残念ながら、吉野山の桜を観た事が無い。
西行は吉野山に咲いた梢の桜の美しさに打たれてから、桜に心を奪われてしまったのだろう。
吉野の桜でなくとも,桜に憧れる日本が多いからこそ、花見に人は押し掛ける。
おぼつかな春は心の花にのみいづれの年か浮かれそめけぬ
僕もこの時期,花を尋ねてあちこち浮かれ出る事となる。
西行のように俗を脱した上での、花狂いとはいかない。
せめて,人の少ない早朝に出かけるように、してはいるが。
俗な世界の日常に、あくせくしていることへの,多少の慰めか。