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この道行けば、とっぷり「桜川」其の弐

2016年06月04日 00時03分10秒 | 
この道行けば、とっぷり「桜川」其の弐




櫻川磯部稲村神社@桜川市磯部

謡曲桜川にゆかり深い桜川磯部稲村神社のヤマザクラは「西の吉野・東の桜川」と讃えられた桜の名所で今回の旅のハイライト。

境内には天然記念物指定種の山桜が多く、また謡曲「桜川」に謡われる「糸桜」も見事だ。

徳川将軍家による隅田川の桜も、水戸の光圀公が移植した水戸の桜川(苗木と共に川の名前まで頂いた)の桜もこの地よりの苗木による。

磯部宮司は代々「桜川のサクラ」の保存に当たってきたが、現宮司の磯部亮氏は近年、(財)日本花の会桜川支部の設立に尽力され、同会支部長として「桜川のサクラ」の保存や啓発に取り組んでいる。




磯部宮司さんのお話し・解説・境内のご案内。

聞き洩らした点もあり、良く判らないことが多々あるが。
本来は現・常陸太田の天神町に創建された稲村神社が分社されたのは現在地とは異なり、その後現在地に祀られたと云う事らしい。

当初の稲村神社に磯部が加わり更に桜川が付け加えられ現在の「櫻川磯部稲村神社」となったようだ。

とは言え、桜の神社の代表であることは間違いない。



国指定の天然記念物の桜が11種あり、その他の山桜も多数。

実生の種を発芽させて苗木を育て各地に送っているし、桜の時期には販売もしているとのことだが「桜川に流れ込む、砕けた御影石の砂利が養分含んでいるので発芽には最適なんです」とのこと。土でなく砂が発芽に最適と云うのは驚いたが、この風土が桜を育てるのだろう。






社務所前でお弁当を使ったあとは、青葉になってしまったが、花の頃を偲びつつ、おやつタイム。
この会、会費の中にお弁当が付いて、さらに3回も各地の銘菓が提供される贅沢さ。これが楽しみで参加する方も多いようだ。



シャ嗽神社
シャは難しい漢字でPCにないが、お浄めに手や口を嗽(すすぐ)池の神社とでも解すればいいのか。



神社より徒歩数分の所で社殿の前に湧水の池。






裏側には椿の大木、樹齢は数百年だろう。



大木の根元にコブが盛り上がって、まさに椿の花の形。
直径が30㎝位だから、如何に大木か!
壱年中、花が咲いているのだ。

往時の桜を復活しようと「水戸桜川千本桜プロジェクト」(代表・稲葉寿郎)が結成され櫻川磯部稲村神社から実生の種や苗木を譲り受けて水戸の偕楽園より上流への植栽事業が進んでいる。

近い将来には見事な桜川が出現するだろう。

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