「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

虎塚古墳壁画春季一般公開 @ひたちなか市中根

2012年04月01日 21時16分30秒 | 文化遺産
虎塚古墳壁画春季一般公開 @ひたちなか市中根



石室内に彩色壁画が発見された虎塚古墳は、1973年(昭和48年)の発掘調査に先立って科学調査(温度や湿度、微生物など)を日本で初めて実施した意義のある古墳。
築造年代は7世紀前半と推定されている前方後円墳。
彩色を保存するため、一般公開は春と秋の数日に限られている。
春季公開の期日は4月1日(日曜日),4月5日(木曜日)から4月8日(日曜日)とのことで、やっと観る機会を得た。



高校生のボランテアが古墳まで案内してくれる。
文化遺産などはユネスコの分野。

装飾古墳としては高松塚古墳やキトラ古墳が有名ですが、虎塚古墳は原物を見られる数少ない貴重な古墳。





入り口、一回の御入場者は5人。
観覧室は調査に基づいて設計されており、四重の扉で守られている。
温度湿度は自然のまま。
黴や変色もしないのは、驚異的。
同じ時期に発掘された高松塚古墳とは大違いだ。


白色粘土を下塗りし、赤色顔料のベンガラで連続三角文や環状文など幾何学模様と靭や槍・楯・太刀など当時の武器や武具などが描かれている。

茨城県歴史館で模造品は見ていますが、まるで異なります。
本物の迫力ですね。
当然、撮影は出来ません。



ひたちなか市埋蔵文化財調査センターのHPから。

これだけの装飾古墳を造れたのは、大きな勢力を持った豪族だったのでしょう。
先人が遺した文化財を大切に守りたいですね。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする