よちゃく

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廃用性萎縮

2009年03月04日 22時14分38秒 | 美容・健康・ファッション
廃用性萎縮という言葉をご存知でしょうか?簡単に言えば使っていない体の機能は衰えやがて使えなくなってしまうことです(正確ではないかもしれませんが)。

これは病院のベッドで3日も寝てれば、随分体がなまったなと感じることである程度は実感できます。
昔の点滴は金属針だったので点滴中は腕をあまり動かせず、特に肘を曲げることが出来ないので腕が曲がらなくなってきます。
1ヶ月もやると元に戻すまでかなり意識していないとなかなか元通りに曲がるようになりません。
宇宙飛行士が宇宙船内の無重力状態にいると骨のカルシウムが抜けてしまうので、エクササイズが欠かせないのも良い例かもしれません。

今の点滴は樹脂製の針ですのでかなり腕のこうした問題は解決しています。
でもそうなると点滴中でもタバコが吸いたくなるのでガラガラと点滴を引っ掛ける棒を引っ張って(点滴スタンドと呼ぶらしい)、つい喫煙所へ。
それでも一日何度か病院の喫煙所へ行くくらいでは体力は確実に下がります。
ですから入院後の通学や通勤は最初のうちはかなり疲れるものです。

このことは、筋肉や骨だけでなく、ヒップアップや脳についても同じことが言えます。

現在の医学では、痴呆症を引き起こす原因の90%近くが廃用性萎縮と考えられています。
生活習慣の中で左脳・右脳をバランス良く使っていないと、30代でも痴呆症になる可能性があります。
脳は常に新しい刺激を与えてやらないと、シナプスのネットワークが働かなくなり脳の活動は低下し、低下した能力まで脳は萎縮してしまいます。

手慣れた仕事は脳を活動させることありません。常に脳に刺激を与えるために、新しいことにチャレンジして、刺激を継続する必要があるのです。
学生時代は勉強、就職してからは仕事だけという、優等生で、無趣味の人は痴呆症になる可能性が高いのです。

仕事と趣味を両立させ、体を動かすことが最大の予防法であるそうです。