ネイチャーセンターでポイントを聞いて行きましたが、目的の場所では全くその姿を見かけることが無く、嫌な予感がよぎります。諦めきれ切れずにその場所でしばらく待つうちに、どこからともなくミヤマモンキチョウが飛んで来ました。ここぞとばかりに連写して何とかその姿を撮影することが出来ました。しばらく撮影しているうちに霧が立ち込め、風が出てくると今まで沢山飛び交っていたミヤマモンキチョウの姿はあっという間に消えてしまいました。その後湿原全体が霧に包まれてしまい再びその姿を見ることは無く次のポイントに向かいました。まるで夢の中の一瞬の出来事のような出会いでした。帰ると途中湿原を巡回中のレンジャーさんに話を聞くと、ミヤマモンキチョウは天候の変化に敏感で、曇りや風の強い日はほとんど活動せずに葉影や岩の間に隠れてしまい人目に触れることが無いそうです。そいえば出現ポイントに到着した時には霧がかかっていてしばらく待つうちに、霧が晴れてきて、日が差してきたタイミングでミヤマモンキチョウは飛び始めた様でした。
ミヤマモンキチョウは浅間連山や北アルプスの標高1500m以上の高山帯でのみ見られるモンキチョウの近似種 大きさ:24~27mm 16-07-23 長野県
ハクサンフウロの花で吸蜜するミヤマモンキチョウのメス
ミヤマモンキチョウのオス