元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.896  「木山先生講演会」のお話。

2012年10月16日 | 日記

「木山先生講演会」のお話。     先日、私は母校である新潟商業高等学校の軟式野球部後援会主催の「第15回トゥリーマウント賞表彰式」に出席した。トゥリーマウント賞の、“トゥリーマウント”とは、英語の木(トゥリー)と山(マウント)のことで、後援会顧問の木山一雄先生が、軟式野球部の発展に貢献された方々を表彰するために創設された賞である。

「表彰式」の後、私は久しぶりに「木山先生講演会」に出席させてもらった。この日の講演会の演題は「勝負というものは ― こだわりすぎでは」という興味のあるもの。「1 勝負とは」 「2 勝負にこだわるのは」 「3 問われる特待生問題の背景に」 「4 高校野球・特待生問題を問う」 を中心に新聞の切り抜きなどの資料を示され、分かりやすい口調で、木山先生は持論を展開された。

地元を代表して“甲子園”に出場したチームの中に、地元の選手がいないという現状に警鐘を鳴らし、星稜高校の松井秀樹選手の連続四球問題や、PL学園の清原選手、桑田選手の特待生の話まで、話題は広範囲に及んだ。「最近は、勝ちさえすればいいという野球が多いが、白球を一心不乱に追い続けることこそ、高校野球の生命。これが将来の困難に耐える力を養ってくれる。」という元日本高等学校野球連盟の佐伯会長の言葉を引用され、木山先生は講演を締めくくった。

「最近、体調が万全ではない」と、おっしゃっておられた木山先生。1時間30分の講演予定時間をオーバーする、示唆に富んだ、熱のこもった講演でもあった。


「木山先生講演会」           示唆に富み、熱のこもった講演をされる木山先生。


「木山先生講演会」         木山先生を囲んで、この日の参加者と記念撮影。

「木山先生講演会」   

「木山先生講演会」        「第15回トゥリーマウント賞」を受賞された三日月さん。

「木山先生講演会」          「第15回トゥリーマウント賞」を受賞された三日月さん。    

「木山先生講演会」           木山先生、直筆の賞状。




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