猫の目日和

気の向くままにぐるぐると。猫の目次第。

タワー・オブ・テラー@TDS

2006-09-08 | お出かけ~見たり食べたり遊んだり

急降下してきました。

怖い、です。でも、また呪いにかかりたい私。

TDRは、ほんとに手抜きがない。

USJはひどかった。ウオーターワールドのクライマックスのところ。囲いを破って飛行機が突っ込んで来るんだけど、囲いが開いたとたんその向こう側が・・・。畑。道路。軽トラが。もう、最高潮なのに興ざめ。まあね、「夢と冒険の国」ではないからそれでいいのかもしれないけど、さ。盛り上がってるところにケットラがブロロロ~は、ないやろ!

TDRは徹底してる。見えるところは手抜きしてないし。「現実」が見えないようにつくられている。ひとつひとつ、ストーリーもちゃんと作られててるから、それに沿って細部まで細かくて、もう、行列中もあきないのよね。初めてだからなおさら。隠れミッキー探したり。ちょっと余裕だったり。でも聞こえる悲鳴・・・。ネットでいろいろ事前調査してたから、知識はあった。HPあるしTVCMやら番組やら。どうなるか、細かいところまでは、やはり書かれてない出されてないけど(当たり前よね。それが良心。)。

さて、並ぶこと1時間くらい。(あ、アフター6パスポートでの入園。待ち時間90分となっていたけど、今回はこれに乗りに来たので、並んで。)

ツアー開始。かつてあったシンデレラ城ミステリーツアー(遠い目)のように、キャストさんがついて説明して・・・

そのツアーがこれまた。「急降下」しか頭になかったから、油断してた。「急降下」にのみ構えてたから、驚いた瞬間張り詰めていた恐怖感が表層に出てきちゃったというか。

そしてそのままガクガクドキドキしながらの・・・

初めてのフリーフォール。

怖い怖い怖い、で着席。

「へ?」

だってね、斜めにかけるベルトだけなのよ、安全策が。つかまるところって、イスのちょっとしたひじ置きというか、そこだけで、思わず隣の女の子と「これだけなんて、ねえ、こういうのとか(上からがばっと上半身固定されるジェスチャーで)こういうのとか(前に手すりにつかまるジェスチャーで)何かつかまる「よりどころ」ほしいですよね~」なんて話してしまって、結局その子と「心細いイスの手すり」仲良くシェア。でもそんなの、なんの頼りにもなりゃしない。

初めての、フリーフォール。

いわゆる絶叫系は、好きというか、「楽しめます」の私。前進あるのみ!回転してもなんでも、前進!系は大丈夫。後進は、だめ。バイキングとかのブランコ系?行ったり来たりも、あの浮遊感が、想像するだけで酔いそうになって(乗り物酔いはしたこと無いけど)だめ。

前進系でもやっぱり限度あって、ドドンパ(富士急ハイランド)は無理。富士五湖周遊道路で、静岡方面から行くと富士吉田の手前で右に見えるのだけど、見るたびに、あれはもう、怖いとか何とか言う前に「ありえない!」。乗る気が起こりません。楽しめるものでないと、ね。前進落下角度の限度はきっとセンター・オブ・ジ・アース(TDS)。その日の初回は、過去に何度乗っていても怖くて目をツブってしまいそうになる。2回目からは平気だけどね~。

その昔、岩下志摩さんがCMしてたピレネー(志摩スペイン村パルケエスパーニャ)は楽しめる部類。足ブラブラは、初めてだった。踏ん張れない怖さ・・・面白かった!

ああ、もっともっとずっと前、今はぐりんぱとやらになっている日本ランドに「宇宙大パニック」という室内型ジェットコースタがあった。「3.5G」が売り物で、真っ暗な中でもう上下わからなくなって終わっても立てなくて、これまたすごかったんだけどな(当時)。

ええじゃないか(富士急ハイランド)もちょっと食指が動くんだけど、CM見てると・・・躊躇。

TDRはその点ちょうど良かったりする。みんな面白く楽しめるものばっかりだ。(ちなみに私のもっともfavoriteなアトラクションは「ビッグサンダーマウンテン」。手放し乗りが最高に気持ちいい。)

どうせTDR。しょせんTDR。←いい意味。非常識なことはしないで、みんなが楽しめるものを提供してる。

いや~・・・。甘い。

夜景がきれいだったよ。うん。それ以外目を閉じちゃった。何が見えるってわけでもないんだけどね。ちょっと悔しいじゃない?

次はたぶんクリスマスの頃。

待ってろよ、シリキ・ウトゥンドゥ!


「THE有頂天ホテル」DVD

2006-09-03 | 新選組「!」「!!」

やっぱり面白いなあ。136分、あっという間。

予約特典につられ(メモ帳なんだけど…)購入してあった「THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション」。お風呂も入ったしご飯も食べたし、TVでも面白いものやっていず、でも寝るには早い中途半端な時間。さて、ということで満を持して(!?)。

映画見てるから、展開わかっている。(いや、あらためてDVDで見て、1度しか見ていないのにすべて覚えていることにも驚き。)だからこそ、もう、笑えて。せつなくて。泣けて。

・・・「泣けて。」だって、鴨が。局長と、新見と。その画面を、待ち構えている自分がいる。

三谷監督のコメンタリー聞きながら、映画含めて3回目。

その場面、「!」話題が出るのだけれど相手の高島アヤパンが見ていなくて会話が弾まず、なんとも残念。鴨と局長が抱き合ってるんだよ~。相島さんとの場面だって、監督が「サプライズ」って言っているのに!もう!!映画館ではほんとにひっくり返ったんだから。

そういえば今月は鴨の命日。

最高にかっこ良くてかっこ悪かった、佐藤鴨。

なんだかギラギラしてるようで、でもそれはデビュー当時のことなんだけど、そのままのイメージできてしまってあまり好きじゃなかった佐藤浩市さんが、大好きな俳優の一人になったドラマだった。改めて見てみると、余計な脂がぬけて、三国錬太郎さんが年取られてもギラギラ感があるのと違って、なんというか、いい俳優さんになってたんだなあ、と。

武藤田も、かっこ悪くてかっこイイ。

とにかくこの映画、「!」関係の役者さんがいっぱい。三谷さん映画だからってこともあるけど、もうたまらない。DVDであらためていろいろ確認。

「!」は、もう今これ以上は無いだろう若手俳優さんたちの競演だった。脇を締めていたベテラン俳優さんたちだって・・・。さすがにこの映画では隊士は少なかったが、もう見知った顔顔顔。いまだに役名で通じる我が家。「斉藤!どうしたんだ~斉藤!」と、見るたびにオダギリジョーさんへ突っ込む家人思わず「新選組 ! DVD」に手が伸びそうになり、時計を見て我にかえる自分。

ともかく、「THE 有頂天ホテル」は、ほんとに面白い映画。いろいろな意味で、いろいろな気持ちから。特典ディスクも堪能。(「40年後」はちょっといただけなかったよ、三谷さん。でも、あのワンカットは拍手でした。)

“その時”のエッセイ「三谷幸喜のありふれた生活5」が、こりゃ楽しみだわい。