修善寺までお蕎麦を食べに。
修善寺温泉は何年ぶりだろう・・・。修善寺駅辺り~天城は幾度となく通っているが、温泉街はほんとに久しぶり。伊東温泉よりも歩いている観光客が多くて、そしてまた散策路等整備もされていて、ちょっと感心。
「朴念仁」。行きたくて、でもなかなか行けなかったお店。雨の平日のお昼、並ぶこともなく窓際の席へ。雨の竹林がいい感じ。
家人は「天せいろ蕎麦」、私は「辛味おろし蕎麦」。
10割の蕎麦というと、ちょっと太めで硬いというイメージがあるが、ここのは細くて細くて弾力もあって。これで10割!?つゆは好みではなかったが(薄口でちょっと鰹が強い?)家人の桜海老のかき揚げ(これ美味!由比の生桜海老のかき揚げです)を掠め取り辛味大根とからめて一緒にすすると、これまた・・・。ネギがつかないのも蕎麦の味が引き立って○。窓からの景色も○。
ごちそう様でした。うわさにたがわず美味しいお蕎麦(麺)。
が、量が少ない・・・・。少ない・・・。少ない・・・・。
なので、万が一お休みだったらここへ行こうと決めていたお店へ“はしご蕎麦”。
「独鈷そば大戸」。
ざるを注文。たっぷりのつるつるのお蕎麦(これまたたっぷりの海苔は、いらないな~)。つゆと、とろろと二味、自分でわさびをおろしながら楽しめる。
朴念仁さんとは一線を画す、なんというか「田舎の親戚で食べるお蕎麦」の感じ。いい意味でね。野菜の煮物やおひたしも付いて、ああ、修善寺だね~って感じ。朴念仁さんとは別物。どちらがどうとは比べられない。これはこれで、美味しかった。
おひたしはモロヘイヤ。カボチャの煮物、皮付きの里芋、トマト。しみじみ。
量が多くて、おなかいっぱい。ご馳走様でした。
どちらも禁煙。よしよし。
「大戸」さんでのこと。私たちに遅れて若いアベック(←死語?)が隣の席に。20代半ばくらいの落ち着いた二人。付いてきた里芋を女の子がつついて、一言。
「・・・ライチ?」
時が止まる。蕎麦を持った箸が空中でとまる。「食品見本」実演。・・・と、ま、まあ、びっくりはしたけどもう少し大人だろう男性が教えるだろと思って、気を取り直してすすっていると、
「なんだろう?どうやって食べるんだろ?皮なの?むくの?」
あわや「蕎麦逆噴射事件@修善寺」。
は~・・・なんとか心おちつけて、でもやっぱりドキドキしながら、蕎麦食べながら横目でそおっと観察してると、二人してこねくり回して、皮をむいて(一安心)ちょっと食べて・・・
「食べたことある。・・・とろろ?」
とろろはこっちじゃ!蕎麦つけて食べただろが!
思わず星一徹になるところだった。
わざと「里焼き(@いかばた)食べたいね。里芋にお醤油付け焼きしてわさびでね~」などと、さりげなく聞こえるように話したりしてヒント出してみたり・・・でも最後まで・・・?だったような・・・。大丈夫か?日本の若者。日本の教育。日本の未来。食育は必須だわっっ。
帰りは道の駅「天城越え」でちょっとお買い物して(「竹の子かあさんの店」⇒ほんとの地元の手作り品!こういうものを食べることが、大事。そうすれば里芋もわかる子に育~つ!)河津を廻り帰宅。
日本の未来への不安を感じつつ、修善寺温泉の情緒にひたった一日。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます