じゃっくり

日常をひたすら記すブログ

読書漬け

2005年12月07日 | 雑記
朝から恩田陸の「六番目の小夜子」を読んでいて、面白いなー とかいいながらたまに軽い眠りに襲われたりしていた。ねっこがりながら読んでいると、どうしても眠くなってしまう。十一時半あたりに家をとびだし、図書館に向かった。事前にコンビニでとんかつ弁当を買い、図書館の駐車場でかきこんだあと、中に入り込む。この時期になると、学生服を着た高校生の姿が目に浮かぶ。僕はそういうのをみると、ちょっと切なくなってくる。

一人の世界に入りたいので、「六番目の小夜子」をしばらく読みふける。しばらくして別の本も読んでみようかと思い、重松清の母校訪問記みたいなものを手に取る。その中で重松は小学校で小学生たちに小説をかかせようとしていた。「視点を変えることが大切だ」と言い、生徒たちを椅子の上や机の上に立たせる。いやあ、この辺が大好き。今の子供達って、満足に机の上にも立つことができないんだよな、たぶん。机の上に立つことの方がよっぽど想像力の育成に役立つし、危機回避能力も身につくし、いいことずくめなのに。「危ない!」の一言でその度に大人は大切な機会を取り除いてしまうんだ。

次は新聞を読んだ。新聞に書かれている活字を読むのは苦手だ。そこには第三者の視点から客観的に書かれてあるので、一人称が混じっていない。硬い文章は苦手なのだ。それでも、経済、海外のところ以外はざっと見通す。

十六時半くらいに図書館をでると、ゲーセンに直行。ポップンミュージックに手を染める。筐体が二台隣同士に設置されている。左側では女性が軽快な手さばきで落ちてくる「ポップン」を処理している。僕は右側でプレーし、しばらくの妄想デートが始まった。

だけど、デートの相手は二回くらいプレーした後、鞄をもってどこかへいってしまった。ああ……。でも、入れ替わり、別の女性が入ってきた。だるそうな服を着た女性だ。次の瞬間、僕はおののいてしまう。バシバシバシ! ものすごい効果音とともにその女性は「ポップン」を叩きまくる。上の方からこれでもかといわんばかりに落ちてくるそれを、目にも止まらぬ速さの手振りで叩く、叩く。僕は唖然としてしまい、ちょっと二センチくらい横にずれた。

おわり。