15秒前、 携帯から1つのアドレスを削除した。
僕が一目ぼれしたHさんだ。
あれは、いつだっただろう・・・ 2年前の夏休みか・・・ 正確には忘れた。 僕は彼女をみたとたん、ビビッ っときた。 そう、ビビッ っと。 今まで一度もあったことがないのに、一度も話したことがないのに、彼女の何もしらないのに。 このような体験をしたことがないので、とまどった。
その娘は、ウォータースライダーとかいう類のアトラクションの受付をしていた。 笑った顔がかわいい、純朴そうな娘だった。 僕は、他のアトラクションで遊んでいる間も、彼女のことが頭から離れなかった。
もう一度会いたい。
そう思い、再びさっきの場所に戻った。 すると、彼女は受付から離れ、店の前のゴミ掃除をしていた。 僕がもじもじしていると、母が彼女の方に向かっていった。 なにをするのだろう・・・・ うぁ カメラ出してる! 写真か! 写真とるのかぁ!?
母「あの~ すいません。 お願いします。」
彼女「はい、写真とりますよー」
母「あ、いえ、ちょっと撮らせてもらってもいいでしょうか?」
彼女「え 私をですか?」
お母さん、ナイス! まさに、願ってもないチャンスがやってきた。 僕と彼女の2ショット・・・。
僕が、棒のようになってガチガチに緊張して立っていると、彼女が足をすりよせるようによってきた。 心臓の鼓動が早くなる。 僕が右手でピースサインをすると、しばらくして、彼女も左手をあげ、ピースサインをした。
まったくどうしたもんか。 一目ぼれという言葉の真偽さえ疑っていたのに、僕が身をもって体験することになるとは。 園内と、別れをつげてからも、僕は彼女のことを思った。 しばらくして、母にいった。
幼「あの・・・ もう一度中にはいりたいんだけど。」
母「ええ! どうしたぁ~?」
幼「なんというか・・・・・ さっきの娘いただら。 ちょっときになってな。」
母「ほんとかー! じゃあいこー!」
中には、”忘れ物”をした、と理由でいれてもらった。 そそくさと、彼女がいた場所に走って向かう。
・・・・が、彼女はもういなかった。 どうやら、交代時間があるようで、もう帰っちゃったらしい。しかたないので、他の店員さんに、僕の携帯のアドレスがかかれた紙をあずけ、彼女に渡すようにいった。
それから、何日が過ぎただろう。 彼女からメールに連絡があった。
「はじめまして。 店員のHです。 なにか御用ですか?」
彼女は僕に、あくまで”店員”として接しているのだろう。 それは文体からわかった。
幼「あの・・・ あなたのファンになっちゃいました。 よかったらメールしませんか?」
といったような、返信をした。 ・・・で、「OKですよ~」とメールがかえってきた。それから、1~2ヶ月は、たびたびメール交換をした。
しかし、3ヶ月を過ぎたころだろうか、返信時間が遅くなってきた。 1~2日後なんて当たり前で、1週間後などもあった。 彼女が僕に興味をもってないこともだいたいわかっていた。 そして、いつしか、メールの返信はまったくこなくなった。 それでも僕はメールを送り続けた。「お仕事はどうですか? 休みの日は何をしていますか? 好きな男性のタイプはどういう人ですか?」
返信がこなくなって、半年くらい経過したころ、僕は最後のメールを送った。
「かってにメール送リ続けてすいませんでした。 今回で最後のメールにしようと思います。 いままでありがとうございました。 お仕事がんばってください。 応援しています。」
僕が一目ぼれしたHさんだ。
あれは、いつだっただろう・・・ 2年前の夏休みか・・・ 正確には忘れた。 僕は彼女をみたとたん、ビビッ っときた。 そう、ビビッ っと。 今まで一度もあったことがないのに、一度も話したことがないのに、彼女の何もしらないのに。 このような体験をしたことがないので、とまどった。
その娘は、ウォータースライダーとかいう類のアトラクションの受付をしていた。 笑った顔がかわいい、純朴そうな娘だった。 僕は、他のアトラクションで遊んでいる間も、彼女のことが頭から離れなかった。
もう一度会いたい。
そう思い、再びさっきの場所に戻った。 すると、彼女は受付から離れ、店の前のゴミ掃除をしていた。 僕がもじもじしていると、母が彼女の方に向かっていった。 なにをするのだろう・・・・ うぁ カメラ出してる! 写真か! 写真とるのかぁ!?
母「あの~ すいません。 お願いします。」
彼女「はい、写真とりますよー」
母「あ、いえ、ちょっと撮らせてもらってもいいでしょうか?」
彼女「え 私をですか?」
お母さん、ナイス! まさに、願ってもないチャンスがやってきた。 僕と彼女の2ショット・・・。
僕が、棒のようになってガチガチに緊張して立っていると、彼女が足をすりよせるようによってきた。 心臓の鼓動が早くなる。 僕が右手でピースサインをすると、しばらくして、彼女も左手をあげ、ピースサインをした。
まったくどうしたもんか。 一目ぼれという言葉の真偽さえ疑っていたのに、僕が身をもって体験することになるとは。 園内と、別れをつげてからも、僕は彼女のことを思った。 しばらくして、母にいった。
幼「あの・・・ もう一度中にはいりたいんだけど。」
母「ええ! どうしたぁ~?」
幼「なんというか・・・・・ さっきの娘いただら。 ちょっときになってな。」
母「ほんとかー! じゃあいこー!」
中には、”忘れ物”をした、と理由でいれてもらった。 そそくさと、彼女がいた場所に走って向かう。
・・・・が、彼女はもういなかった。 どうやら、交代時間があるようで、もう帰っちゃったらしい。しかたないので、他の店員さんに、僕の携帯のアドレスがかかれた紙をあずけ、彼女に渡すようにいった。
それから、何日が過ぎただろう。 彼女からメールに連絡があった。
「はじめまして。 店員のHです。 なにか御用ですか?」
彼女は僕に、あくまで”店員”として接しているのだろう。 それは文体からわかった。
幼「あの・・・ あなたのファンになっちゃいました。 よかったらメールしませんか?」
といったような、返信をした。 ・・・で、「OKですよ~」とメールがかえってきた。それから、1~2ヶ月は、たびたびメール交換をした。
しかし、3ヶ月を過ぎたころだろうか、返信時間が遅くなってきた。 1~2日後なんて当たり前で、1週間後などもあった。 彼女が僕に興味をもってないこともだいたいわかっていた。 そして、いつしか、メールの返信はまったくこなくなった。 それでも僕はメールを送り続けた。「お仕事はどうですか? 休みの日は何をしていますか? 好きな男性のタイプはどういう人ですか?」
返信がこなくなって、半年くらい経過したころ、僕は最後のメールを送った。
「かってにメール送リ続けてすいませんでした。 今回で最後のメールにしようと思います。 いままでありがとうございました。 お仕事がんばってください。 応援しています。」