スポーツテストの思い出

スポーツテストと聞くと、胸の中から熱いものがこみあげてくる。



中２の時は、スポーツテストの総合得点が学年で３位だった。　１位は１００Mで全国にいったM君。２位は１５００Mが県で１位のT君、といったスポーツマンの下の順位だった。しかし、僕はスポーツの大会でそんな驚くほどの記録をだしたことがない。　よくても県大会で２回戦程度だ。　よく３位とれたな、と自分でも驚いた。

中３では、もっとがんばってやろう、と思い、スポーツテスト１ヶ月前から猛特訓を開始した。　しかし、ある意味で”たった一ヶ月しかない”。　ここは、すぐにのばせそうな種目にとりかかることにきめた。

種目は５０M、１５００M、懸垂、走り幅跳び、ボール投げだ。

走り幅跳び、ボール投げ、５０Mはがんばってもそんな短期間であがるものではない。　僕は、懸垂と１５００Mの得点アップを目指して体力づくりに励んだ。　学校からかえり、しばらく休憩したあと３キロほど走りにいく。　かえったらお風呂にはいらず、すぐに腕の筋トレだ。　６キロのダンベルを左右２０回、５セット持ち上げのメニューをこなし、お風呂にはいる。　これを週に５～６回繰り返した。

これで、懸垂、１５００Mは万全だろう。　あとは、残りの種目をどうするかだ。

５０Mは、普通にダッシュ練習を繰り返した。幅跳びは、走ってる最中に急にジャンプしたりした。　はたからみたら、いきなりジャンプするのでびっくりしたのではないだろうか。しかも夜だから、その光景はかなり歩行者、車を運転している人には異様にみえたでしょう。　ボール投げは適当な練習方法が見当たらないので、ダンベルをもって肩をぐるぐる回して肩を強化する作戦にでた。




スポーツテスト当日、　結果からいうと

５０M・・・６秒９
１５００M・・・５分１１秒
懸垂・・・３０回
走り幅跳び・・・５M４５センチ
ボール投げ・・・３０M！？（正確にはわすれた）

でした。　懸垂の記録が光っています。中２のときが、１２回だったので、１８回も増えたことになる。これには自分でもびっくり。　また、走り幅跳びのこの記録は高校生女子の全国大会で入賞できるくらいの記録です（微妙）。

しかし、先生が順位をいわなかったので、学年で何番かわかりませんでした。



中学を卒業して、高校生になり、スポーツも適当にしてた勘がありました。　それを反映するように高校1年のスポーツテストでは、学年で１０番目くらいでした。　これではいけない！　と思い、また上にのべた猛特訓を開始。　結果、高校2年のときに、ついに学年で１位に。　２位のバスケ部の人とほんのちょっとの差でした。



いまでも思い出す。スポーツテストに明け暮れた日々。　青春の１ページです。