風のなかで・・・山里・海辺・清流

四国山地南側の山里・海辺・清流等を歩き・写真を撮り、ローカルの生活を報告します。

初秋のカオリ

2013年09月02日 21時45分00秒 | 日記
高知は昨日(1日)・今日(2日)と雨が降っています。この夏の猛暑を忘れさせてくれる、やさしい雨です。また暗くなると窓の外から虫たちの鳴き声が心地よく聞こえてきます。

 

8月の終わり近くになると、愛用の「50CCカブ」で秋の気配をもとめて鏡川上流域を周ります。季節に関係無く、1週間に最低1度は走っていますが、この時季・この場所でこの花が目に入ると「秋」近しと身体も心も「季節」の流れを感じ、元気になります。
それは「イワタバコの花」です。


一日中陽の当らない湿気のある斜面に咲きます。5ミリ位の花ですが、その色や姿はやわらかく・やさしく感じ、大好きです。

私が子供のころは、季節と共に生活も流れ、秋は、米の収穫で忙しく一家総出の作業でした。その後は「秋の神祭」でした。この時の「ご馳走」も全身に焼き付いています。
10月は「サツマイモ」の収穫が思い出されます。朝夕が寒くなる頃になると風呂を沸かした後、焚き口に残っている熱い灰のなかに「サツマイモ」入れておくと、真っ黄色に焼き上がり、最高の味でした。ローカルの貧しい農家の息子であった私には忘れ難い「思い出」の味です。
それぞれの過ぎ去った時間は、懐かしく、美しく感じるものです。!!

生活様式は国の内外を問わず日常的に進歩し、豊かになっています。国際環境も大きく流れを変えています。新しい明日に向かって「生き」なけねばならない、この世界で・・・「日本(=過ぎ去った良き時代)を取り戻そう」・・・実にに空虚な発想です。
過去の良い所・悪い所をキチント勉強し、その上に明日の「社会」を設計することが最も大切なことであると思います。
コメント
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