ぽっぽぶろぐ

まだまだ謎の田園主婦・ぽっぽ(水須ゆき子)です。
題詠blog2008参加中。

【025:とんぼ】ハナさん

2006年04月08日 | 宝石箱
飛びたくて飛んでるわけじゃないとんぼ わたしのおうちいつも夕焼け/ハナ


歌の言葉自体は全く平明なのですが、
その繋がり方が不思議で考えてしまいました。

飛びたくて飛んでるわけじゃない。
生き物はみんなそうかも知れませんね。
魚も泳ぎたくて泳いでるわけじゃなさそうだし、
人間だって生きたくて生きてるわけじゃなかったり。

気がついたら飛んでて、
気がついたら泳いでて、
気がついたら生きてた。そんな感じ。

そして下の句。
「いつも夕焼け」なおうちってどんなだろう。
みんなが帰って来るおうち?
みんなさみしいおうちかな?

とても幸せなような、
とても不幸せなような、
おうちはいつもそこにある。

作者も、
そこへ帰ってゆくのでしょう。

とんぼはどこに帰るのかな。
帰るのってうれしくてさみしいね。


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
嬉しい♪ (ハナ)
2006-04-10 18:59:57
この歌を詠んだとき

たぶん14歳くらいの少女のつもりに

無意識にですがなっていたんだと思います。

とんぼってキーワードのせいでしょうか?



ぽっぽさんの言葉を読んでいるうち

もっと子供の7~8歳のころに気持ちが戻りました。

いつもゆうやけのおうちに帰る

心細さのようなでもしっかりした決まりのような

なんともいえない夕焼けの気持ち。



帰るのってうれしくてさみしいねって

きっとあの頃に聞きたかったんだな。

でも、今言ってもらったから良かったなぁ。



しみじみとじんわりと

優しい気持ちになりました。

こんな風に読んで貰ってとても嬉しいです。

ありがとうございました。
返信する
こんばんはー。 (水須@ぽっぽ)
2006-04-10 19:54:51
なかなか読みが届かなくてごめんなさい。



夕焼けの気持ちだったのね。

何となく分かるような気がします。



嬉しいと言って頂けてとても嬉しいです。

これからもどうかよろしくお願い致します。
返信する