青空に中指立てて背を向かば赤き信号檻として立つ/紫女
下の句がかっこいい。
信号待ち状態のことでしょうけれど、
こういう風に書くこともできるんですね。
上の句の突っ張り具合(?)によく合っています。
気になったのは、
第三句の「背を向かば」。
「海ゆかば」なんて軍歌がありますから、
こういう「ば」の使い方は確かにありますが、
何となくしっくりこないので調べてみました。
「向かば」は「向く」という自動詞の未然形+ば。
この歌の場合は「背を」ですから他動詞の「向ける」が正しい。
ただし、
古語ならば自動詞も他動詞も同じ「向く」なんですね。
でも活用が違います。自動詞は四段、他動詞は下二段。
だからここは文法的には、
「背を向けば」にした方が正しいかと思います。
ただなー、
音がどうかなー。
「向かば」の方がかっこいいことはかっこいい。
下の句がかっこいい。
信号待ち状態のことでしょうけれど、
こういう風に書くこともできるんですね。
上の句の突っ張り具合(?)によく合っています。
気になったのは、
第三句の「背を向かば」。
「海ゆかば」なんて軍歌がありますから、
こういう「ば」の使い方は確かにありますが、
何となくしっくりこないので調べてみました。
「向かば」は「向く」という自動詞の未然形+ば。
この歌の場合は「背を」ですから他動詞の「向ける」が正しい。
ただし、
古語ならば自動詞も他動詞も同じ「向く」なんですね。
でも活用が違います。自動詞は四段、他動詞は下二段。
だからここは文法的には、
「背を向けば」にした方が正しいかと思います。
ただなー、
音がどうかなー。
「向かば」の方がかっこいいことはかっこいい。