この絵本はかんちくさん、川嶋さんとずっと温めてきたものです。昨年はいよいよ作画に突入。頭の中がスズメで満たされ、スズメを描き続けた一年でした。
シリーズ前作「つばめのハティハティ」は空を絡めたシーンが多かったのですが、今回の主人公スズメのまるちゃんは、まったく違う生活をしています。訪れる場所もパイプの中や生け垣の間、駅前の木の上、草むらなど。スズメ目線で描かなければ!と、こっそり地面に寝そべった事もありました。そんな描き手の努力?が生かされているか分かりませんが、まるちゃんの奮闘ぶりを一緒に楽しんでいただけたらと思います。
すずめのまる
かんちくたかこ/文 箕輪義隆/絵
定価(本体1,500円+税)
アリス館