北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

ヘニン・ラーセンの大学建築

2008-06-28 | デンマーク建築・まち
はてさて、「土曜日の建築シリーズ」の第2弾!
やはり、こよなく愛するヘニン・ラーセン様の作品、
なかでも人しれずカッコいい大好きな作品をご紹介します。

さて、みなさま、頭を左に傾けてご覧下さいませ。
この写真は、ヨコに寝ています。
向かって左側が天井です。

コペンハーゲン・ビジネス・スクール。
そう、CBSのダルガス・ハーヴェ校舎であります。

白一色に統一されたこの建物は、イスラムの寺院にインスピレーションを
受けて設計されました。
入り口を入ると、床に直径8m、深さ20cmくらいの池のようなものがあり、
それが空間構成のポイントになっており、
右に左に75mの廊下が伸びています。

この廊下の両側には3層にわたる部屋があり、これが研究室であったり、
教室になっております。
まんなかに見えるヨコに並んでいるものは、渡り廊下です。
「新オペラ・ハウス」の劇場からホワイエに行く廊下に、
なにげに似ておりますですね。

廊下の床は、ご覧になってわかるように、黒&白の千鳥模様のモザイク。
あとはすべて白一色。

まさにため息のでる、ワールドです。
色といえば、、、、、
ここにはキャンティーン(学生食堂)がありますが、ここの椅子がブルー。
椅子は日本ではフリッツ・ハンセン社が販売しております
セブンシースという超ポピュラーなもの。
高い天井からはシーリングライトが、スーッとのびております。

ここは、私がコペンハーゲンにいたときに学んだ場所。
ですから、非常になつかしい場所でもあります。

DALGAS HAVEには地下鉄に乗っていけます。
同名の駅があり、コペンハーゲンからだと、駅を降りて、
進行方向向かって右側すぐがこの校舎となっております。

いつでも開いているので、学生のふりをして、
つまりジーンズにリュックの姿で参りましょう。

さらに、ヘニン・ラーセンは、CBSの新しい校舎を作っています。
フレデリクスベア駅のところにある、フレデリクスベアセンターの
後ろに、、、これは黒を貴重にした、またまた渋い校舎です。

ああ、やはりこんな校舎で勉強したら、とびっきり斬新なアイデアが
浮かんでくるでしょうね。

では、首も痛くなってこられた頃でしょうから、
本日は、これにて。
よい週末をお過ごしくださいませ。
私はこれから学会発表をして(大阪)、その足で広島に向かいます。


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