北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

バターが消える日

2008-04-16 | デンマーク最新
スーパーの店頭からバターが消えつつあります。
デンばあがいつも利用しているKSスーパーからは、ほとんど姿を消しました。

何故これほどまでに早く?と、思われるでしょうが、ケーキ屋さんが一般消費者用バターを買いに走っているようです。
業務用バターが高騰して品薄になっているのです。

デンばあ家(ち)では、バターは贅沢品なのであまり使いませんが、
夜中に急に「あしたは、フレンチ・トーストが食べたい!」と無性に思ってしまう不思議な夜があるのです。
こういう夜には、卵と牛乳を混ぜて、これに食パンをつけ、朝にそなえるわけですが、フレンチ・トーストを焼くには、バターに限ります。それも、たっぷり、、、

こういう朝にバターがないと、どえらいことなので常にストックはあるのです。
早速、プチ買占めをしようと思いましたが、夜の買物時間には跡形もないのは当然。
そこで発想をかえ、「大豆も不足するらしい」と、バターの代わりに思わずしょうゆを買ってしまいました
ガソリンといい、バターといい、小麦といい、納豆といい、大変な時代がやってきそうです。

ところでデンマークはバターが比較的安くて、200gサイズが8クローナほど(約160円)で買えます。
日本のように銀紙+紙のパッケージ入り、と言うご丁寧な包装はしてありません。
銀紙のみです。日本はほんまに過剰包装ですな。

さて、有名なスミュー・ブロ。デンマークの黒パンのオープンサンドですが、
「スミョー」は「バター」の意味。「ブロ」はパン「ブレッド」です。
つまり、このスミュー・ブロは、黒パンにまずバターを塗ってから、ゆで卵や小えびやアスパラをのせてつくります。バターのことはあまり紹介されていません。

また、デンマークは国土が平らで、「平等」であることを重視する社会であることから
「パンケーキの国」なんて言われますが、パンケーキを焼くにもフライパンにたっぷりのバターをひきます。

バターの話から強引にデンマークに結び付けましたが、お宅のバター・ストックは大丈夫?

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1 コメント

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デンマークの食事 (茶柱)
2008-04-17 08:21:03
食事は文化そのものです。
食生活からみたお国事情は日本にも共通ですね。
朝はやはりごはん、と言いきってします私ですがパンの話を聞くと、お洒落だなと感じてしまいます。
デンおばさんの夜中に思うフレンチトースト、そこからバターは興味深い話です
「主婦目線」は永遠に不滅です。
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