三食昼寝つき

映画・ドラマ・本・ニュースなどで感じた事を、
「思うがまま、ありのまま」綴ります。

ぞれぞれの行方

2005-08-06 16:58:25 | 単なる日記


昨日、友達が家に来た。

4歳と2歳、娘を二人連れて


短大時代に仲良くしていたグループのひとりだったその子(A子としよう)と、

私が大阪へ引越しする前に会おうよという話になったのだ。



A子は元々 のんびり屋でおっとりとした性格で、どちらかと言うと

恋愛には疎いタイプ 
なのに、グループでは一番初めに結婚した。


「こんなに好きになれる人はいないと思ったから」

じゃなく、 「こんなに好きになってくれる人はいないと思ったから」

というのが結婚を決めた理由だそうだ。


ダンナさんは、A子の同僚で、付き合う前は、

今で言う「ストーカーチック」な感じで、(待ち伏せ・机にメモを置く など)

当時、私は一度相談を受けたコトがあり、「気をつけなよ」と言っていて、


暫くしたら「彼と結婚する」などと言うので心底驚いたものだ

男と女は判らない  と

(結婚式で会ったら、普通のちゃんとした人っぽくて安心したけど


で、2児の母になった今では のんびり屋な部分影をひそめ

自転車前と後に子供を乗せ、細い腕で颯爽と走らせる

子供二人に ご飯を食べさせながら 合間自分のご飯を食べる。

(子・子・親 の三角食べ!?


子供2人に恵まれ、マンションも購入し、私なんかから見れば

順風満帆 幸せを絵に描いたような暮らしに見えるんだけど、

子育ての疲れを滲ませながら、日々の苦労や家計の不安を語るA子。


「大阪、子供がいないウチに楽しんだらいいよ。

子供出来たら全部時間そっちに取られちゃうからね~。」


身軽な私を羨ましいとさえ思っていそうな

結婚の先輩の言葉に、後輩の私は頷くばかり



そこで、仲良しグループのもうひとり、B子の話題になった。



父親は旅行会社経営、車は父親に購入してもらった4WD

短大時にはすでに海外旅行経験も豊富という子だった。


私の出身校は大した短大ではないんだけど、

B子は昔からのグランドホステスを叶える為、英会話学校に通い、

大したコトない短大上位の成績を取り続け、

ホントに某航空会社のグランドホステスになった。

(正直、驚いた!


で、29歳で2歳年下歯科医をゲット!した。

遠距離恋愛を挟みつつも、しっかり結婚までこぎつけた


そして2人の娘に恵まれ、この度、ダンナさんが開業したのだという。

(まだ30代前半の前半(?)なのに凄い・・・


「B子って何もかも順調で揺ぎ無いって感じだよね・・・」

「昔から、手に入れたいものは確実に手に入れてきたもんね」

「だけどさ、あまりに私らと違いすぎて、
羨ましいとか妬むって気持ちにはならないよね・・・」

「言えてる・・・」

一般ピープルの私達は、同じ短大出身にして遠い世界のB子を思う



同じ短大と言えば、私は短大時代、アパート暮らしをしていた。

最初は別の学科の同級生C子2人でいわば下宿生活のようだった。

(後に彼女は、ひとりで暮らしてみたいとそこを出た)

お互いの生活には触れず離れずでわりあい上手くやっていたように思う。


で、卒業後、5年程経った頃だろうか。


あるデパートで声をかけられ振り返ると、C子が立っていた。

2,3歳の女の子の手を引いて。

「わ~久しぶり~!ねえ、もしかしてC子の子供?」

「そう」


その頃まだ20代半ば 結婚など全く考えていなかった当時の私は、

C子がすでに子供を生み、2,3歳になってるという事実に驚いた


「へ~、結婚したんだ~!」

何も考えずに私が言うと、C子はバツが悪そうな顔で、

「もう離婚したんだけどね」


今度は私が顔を引き攣らせる番だった。

「あっ・・・ゴメン」

「ううん まあこの子がいるからね」


女の子の手を少し引き寄せ言った一言は、

お気楽にデパートで洋服を漁っていた私には、重かった



遊ぶコトしか考えずOLしながら好きなことに邁進していた間に、

C子は結婚し、子供を生み、離婚を経験し、ひとりで子供を育てていた。

何だか自分がとても子供に思えたのを憶えている。



若いウチに一通り(?)経験している子がいれば、

私のように ようやく結婚したような女もいる。


同じように短大を卒業した同級生達が、

その後、どんな生き方をしているのか知れるものなら知りたい。
 

ふとそんなコトを思った。



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3 コメント

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背負ってるよね。。 (はなこ)
2005-08-07 19:54:34
ホント、同級生で、いろんな物背負ってる人いますよね。とても、昔一緒にバカやってたとは思えないくらい。。



しかし、還暦もとうに過ぎたオカアが、同窓会から帰ってきて話すには、「は~~。大分居らんように(この世から)なっとるわ~。」だってさ。



時は刻一刻と過ぎて行ってますね。。
同級生 (たま)
2005-08-08 10:11:04
ほんと、あの頃は一緒に笑いあってた同士も、その後の人生は

それぞれなんですよねぇ(しみじみ)

幸せな奥さんも、一人でがんばってる人も、いろいろ背負ってる人もいる。

行方不明とか、もうこの世にいないとか、そんな人もあり。

私が、ごくたまーに思うのは、小学校時代の初恋の彼かな。

どんな人生を送ってるんだろうって。会いたくはないけど。

思い出は美しいままがよいのだ(笑)
しみじみ~ (MATU)
2005-08-08 17:39:07
はなこさん



ウチの母の同級生も亡くなってる方

いるみたいですよ。残念がってましたもん。



スタートライン(同校卒業)は一緒でも、

行く道はそれぞれですよね。

何だかしみじみしてしまいました(笑)

30過ぎると背負うものも多くなってきますしね。



たまさん



初恋の人には会わない方が賢明でしょうね(笑)

会って、喜ぶよりガッカリする方が多そうですもんね。

美しい思い出のままの方がいいかも。



女の人は、結婚すると相手によって道筋が決められる

場合も多いだろうし、独身と既婚者じゃ話題が

違ってくるし、立場が違うと会話が難しくなるコト

ありますよね。



同窓会をするなら、うんと年取ってからするのも

いいかもなあ。

純粋に「再会」を楽しめそうだから。



コメント、ありがとうございます♪