だっしゅ診断士

今年こそ合格を目指しダッシュ、奪取!
2次専念組の学習記録

事例Ⅲの最終答案

2005-03-27 21:17:29 | 16年度事例Ⅲ
事例Ⅲの確定解答を掲示します。

第1問
(a)
取引先は、大手・中堅の食品メーカーである。
通常納期は、1~3ヶ月だが、短納期の要請
が顕著になっている。
(50字)

(b)
設計、部品加工、組立から完成品に至る一貫
した工程を社内に持つ生産体制であり、機器
製作には定評がある。
(50字)

標準タイプの単体装置に、顧客要望に応じた
機能付加や形状変更などを行う、受注生産体
制を採っている。
(48字)

第2問
 受注決定までの営業プロセスでは、顧客と
の確認調整を営業のみで行っているため、仕
様確認や見積書作成・確認が遅い問題がある。
改善策は、情報伝達の迅速化と正確性向上の
ため、設計も顧客との打合せに同行し、その
場で仕様確認や交渉を行うことである。
(118字)

第3問
 内作中心の不利向けのため、繁忙時のみ外
注することになる。外注先では、C社からの
受注は変動が大きいため、他社からの受注を
優先する可能性が高くなり、取引先からの短
納期要請に応じられなくなる恐れがある。
(99字)

第4問

 外注管理では、納期確認が予定日の3日前
のみで、確認時期が遅いため対処できないこ
とである。発注から定期的に進捗を確認し、
遅延を確認した時点で作業計画を調整すると
ともに、両社が原因究明し再発を防止する。
(100字)


 外注先の選定基準が外注先の特性のみであ
り、工程余力を勘案していないことである。
外注先選定時に、工程余力も問いあわせ、当
該外注先の工程余力が少ない場合は、他の外
注先に振り向ける調整を行うことである。
(99字)

第5問
 従来のパソコンシステムを部分的に活用す
ることを提案する。特注部品に使用する標準
部品や材料の在庫確認と発注業務をパソコン
で行う。作業手順書は、類似部品の手順書を
検索出力し、部分的に修正して利用すること
で、手配事務の簡素化や工数低減を図る。
(119字)

いかがでしょうか?

事例Ⅲの気づき~2~

2005-01-08 01:35:45 | 16年度事例Ⅲ
平成16年度 第2次試験問題
3.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III

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第1問 (配点15点)
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 (a)
取引面での特徴は、大手企業との取引の場合。商社経由での取引が一般的であるため、直接取引ができない。


 (b)
生産面での特徴は、標準タイプの単体装置を顧客要望により機能付加したり形状変更する受注生産であること。


カップ麺の蓋の溶着装置は、同業他社の装置に比べ約1.3倍の高速で処理で処理できる強みを持つことである。


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第2問 (配点20点)
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受注までのプロセスにおいて、顧客との確認調整を営業のみで行っているため、仕様確認や見積作成確認が遅いという問題がある。改善策として、顧客との打合せに設計も同行し、その場で仕様を決め、交渉を行い、情報伝達の高速化と正確さを向上させる。



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第3問 (配点15点)
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社内の生産設備は、全工程とも加工可能なようにあらゆる設備を保有する必要が生じ、設備の維持、補修費用が多額となる問題がある。また、加工のノウハウが分散するため、生産面での強みが蓄積しにくい問題点がある。


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第4問 (配点30点)
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 1
外注管理の問題点は、納期確認のタイミングが3日前のみであるため、遅れをリカバリできない問題点がある。改善策は、発注から定期的に進捗を確認し、遅延を早期に把握し、挽回策を立案する体制とすることがある。


 2
発注方法の問題点は、発注先選定基準が外注先の特性のみであり、工程余力を勘案していないことである。改善策は、外注先決定の判断に発注時点の工程余力も加え、余力がないときは他の外注先にすることがある。


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第5問 (配点20点)
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従来のパソコンシステムを部分的に活用することを提案する。特注部品に使用する標準部品や材料の在庫確認や発注業務をパソコンシステムで行う。作業手順書は、類似部品の手順書を活用し、部分修正して利用することにより、効率化を図ることができる。

従来のパソコンシステムを部分的に活用することを提案する。特注部品に使用する標準部品および材料の在庫確認や発注業務をパソコンで行う。作業手順書は、類似部品の手順書を活用し、部分修正して利用することにより、効率化を図ることができる。


<振り返り>
1.やはり、第1問(a)は、大きな読み取り間違え。
2.解答の「パターン」に対する指摘を多く受けた。具体的には、
①書き出しで、主語を問題文の要求事項としたが、これは不要であるとの指摘である。
②「強み」「挽回策」など一般的な記述は不可であり、必ず「具体策」を記述する。
3.表記を統一する指摘を受けた。
4.目的・理由から具体策で締めくくる記述スタイルの推奨を受けた。

【今回の気づき】
1.問題文の要求事項確認の記載は不要である。
2.改善策は、具体策で示すこと。
3.記述パターンは、「結論」「理由」「具体策」の順番とする。


以上


事例Ⅲの気づき~1~

2005-01-07 01:15:35 | 16年度事例Ⅲ
平成16年度 第2次試験問題
3.中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III

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第1問 (配点15点)
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 (a)
取引面での特徴は、大手企業との取引の場合。商社経由での取引が一般的であるため、直接取引ができない。


 (b)
生産面での特徴は、標準タイプの単体装置を顧客要望により機能付加したり形状変更する受注生産であること。
カップ麺の蓋の溶着装置は、同業他社の装置に比べ約1.3倍の高速で処理で処理できる強みを持つことである。


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第2問 (配点20点)
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受注までのプロセスにおいて、顧客との確認調整を営業のみで行っているため、仕様確認や見積作成確認が遅いという問題がある。改善策として、顧客との打合せに設計も同行し、その場で仕様を決め、交渉を行い、情報伝達の高速化と正確さを向上させる。


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第3問 (配点15点)
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社内の生産設備は、全工程とも加工可能なようにあらゆる設備を保有する必要が生じ、設備の維持、補修費用が多額となる問題がある。また、加工のノウハウが分散するため、生産面での強みが蓄積しにくい問題点がある。


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第4問 (配点30点)
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 1
外注管理の問題点は、納期確認のタイミングが3日前のみであるため、遅れをリカバリできない問題点がある。改善策は、発注から定期的に進捗を確認し、遅延を早期に把握し、挽回策を立案する体制とすることがある。


 2
発注方法の問題点は、発注先選定基準が外注先の特性のみであり、工程余力を勘案していないことである。改善策は、外注先決定の判断に発注時点の工程余力も加え、余力がないときは他の外注先にすることがある。


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第5問 (配点20点)
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従来のパソコンシステムを部分的に活用することを提案する。特注部品に使用する標準部品や材料の在庫確認や発注業務をパソコンシステムで行う。作業手順書は、類似部品の手順書を活用し、部分修正して利用することにより、効率化を図ることができる。



(62点)

振り返り
1.第1問(a)では、C社が直接取引していると読み取れなかった。
2.第2問では、組織間の情報伝達を早くする視点が当たった。
3.第3問では、前職における外注先取り扱いの先入観から、あくまでも外注は「外」と見る癖が残り、内部に組み込む発想が出なかった。
4.第5問では、ケチケチ精神で今持てるものを活用する方式の提案がユニーク。