今朝の信州は、気温が9度、音もしない小ぬか雨が道
を濡らしています。朝晩が暗くなってきています。
今日は、津波の日との事です。
2011年(平成23年)の東日本大震災を契機として2011
年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」に
おいて、11月5日が「津波防災の日」と定められました。
この日なった所以は、嘉永7(1854/安政元)年11月5日
(日付は当時の暦日)に発生した安政南海地震の津波
の際に暗闇の中で逃げ遅れた人々を高台に誘導する為
に、稲に火をつけたという「稲むらの火」の逸話にち
なむとのことこです。そしてこの日は、世界津波の日
2015年(平成27年)12月22日第70回国連総会本会議
の決議により11月 5日が「世界津波の日」と定められ
ました。この決議は,第 3回国連防災世界会議及び持
続可能な開発のための2030アジェンダのフォローア
ップとして我が国をはじめ 142か国が共に提案したも
ので、津波の脅威について関心を高め、その対策が進
むことを期待したものとの事です。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)では
稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年(嘉永7年/
安政元年)の安政南海地震による津波に際しての出来
事をもとにした物語。地震後の津波への警戒と早期
避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を
説く。
小泉八雲の英語による作品を、中井常蔵が翻訳・再話
したもので、文部省の教材公募に入選し、1937年から
10年間、国定国語教科書(国語読本)に掲載された。
防災教材として高く評価されている。
もとになったのは紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡
広川町)での出来事で、主人公・五兵衛のモデルは
濱口儀兵衛(梧陵)である。
物語の概要は・・
「稲むら」(稲叢)とは積み重ねられた稲の束のこと。稲は刈り取りのあと天日で干してから脱穀するが、稲架
(はさ)に架けられた状態を「稲むら」と呼ぶ。
ただし脱穀後の藁の山も「稲むら」と言うことがあり
ただし脱穀後の藁の山も「稲むら」と言うことがあり
史実で燃やされたのは脱穀後の藁のようである。
村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じた
あと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に
気付く。祭りの準備に心奪われている村人たちに危険
を知らせるため、五兵衛は自分の田にある刈り取った
ばかりの稲の束(稲むら)に松明で火をつけた。
その火を火事と見て、消火のために高台に集まった
村人たちの眼下で、津波は猛威を振るう。五兵衛の
機転と犠牲的精神によって村人たちはみな津波から
守られた。という昔話からのようです。
何時どんな時間帯に襲ってくるのか解らない自然災害
我が国は、災害大国です。このように自分の利益を投
げ出しても、多くの人の命を救う、この考えは今でも
我が国の国民に受け継がれていますが・・その奉仕の
心をもう一度自分に問いかけてみたい。
高ボッチから 槍ヶ岳がすぐそこに見えます
北アルプスの山々も・・
鉢伏山 もすぐそこに・・
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