日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

最近の庶民物価感覚

2022年05月23日 08時55分11秒 | Weblog
今朝の信州は昨夜の雨も未明に止みまして、気温が15度で
心地よい朝です。
先日5月20日に総務省は4月消費者物価統計を公表しました。
生鮮食品を除く消費者物価指数は前年同月比で+2.1%と、
3月の時の前年同月比+0.8%から一気に上昇しております。
事前予想の平均値は前年比+2.0%と予想でしたからそれを
まだ上回っています。数字が一気に跳ね上がったのは、昨年
4月に価格が大きく下落した携帯電話の通信費の影響との比較
(3月時点の寄与度は前年比-1.4%程度)が剥落したために
4月の物価が前年同月比は、2015年3月の同+2.2%以来の高
い水準となった。しかしこれは消費税率引き上げの影響を受
けたものであり、消費税率引き上げの影響を除くと2009年9月
以来の高い水準となりました。
消費者物価の高い上昇率は、エネルギー価格の上昇の影響を
大きく受けている。海外では、価格変動が激しい食料品とエ
ネルギー価格を除いて基調的な物価とする国が多いが、日本で
はこれに近い食料(酒類を除く)とエネルギーを除く消費者
物価指数で見ると、前年比で+0.1%である。
4月の消費者物価は前年比で2%を超え、日本銀行の物価目標
の水準に達し、喜んでいるのは日銀黒田総裁が9年間叫び続け
た2%がようやく達成した。
価格上昇の品目に偏りがあり、物価上昇がそれほど持続性は
高くないという専門家もいますが、エネルギー、食料品価格
が大きく上昇すれば、それが国民の生活を圧迫することには
変わりはない。エネルギー、食料品はまさに、生活必需品で
あり、高い頻度で購入する品目だ。ぜいたく品や購入頻度が
低い財・サービスであれば、価格上昇率が高い間その購入を
控えれば、消費者は物価高の影響から逃れることができるが、
現状ではそれが難しいのである3月時点で、一人当たり賃金
上昇率、(年金生活者は下がっている)から消費者物価上昇率を
引いた実質賃金上昇率は前年比で-0.3%、賞与、残業代など
を除いた「きまって支給する給与」で見ると同-0.8%である。
賃金上昇が物価上昇に追い付かずに購買力が低下し、消費者は
どんどん貧しくなっていっているのである。
日銀の黒田さん2%の約束を果たしたので、そろそろその椅子
を優秀な後任に譲られてはいかがでしょうか、そして岸田総理
も影響力の少ない米国大統領と格別に仲良くなることもないの
で我々国民の物価対策、生活の足元に目を向けて、??新しい・
資本主義・??とやらで思い切った経済対策に舵を切ってほし
いと期待したい。



我が家の庭のスズランが増えて困ります











明科のアヤメ園ではまだ咲いていませんが
花菖蒲?? やポピーが咲いていました






















コメント (6)
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