熊澤良尊の将棋駒三昧

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リスク覚悟で

2024-06-03 17:14:50 | 文章

6月3日(月)、晴。
快いお天気でした。

仕事は盛り上げ。その合間に、昨日の続いて以前に作りかけだった木地の整理もしました。
その中に以前に拵えた「水無瀬駒」の片割れと言いますか、余分に作っていた一部の駒が出てきました。
その映像です。


一方、あの分厚く作った木地のことです。
2組は作れることを確認して、さてどうするか。
つまり
「盛り上げ」と「肉筆の直書きの駒」のどちらで作るかです。
少し考えて、やっぱり400年前の「水無瀬駒」に倣って、漆の直書きで作ろうと。そんなことを考えました。

「盛り上げ」と「直書き」を比較してみます。
「盛り上げ」は、手順通り追っていけば、自然に普通に出来上がることが約束されているところがあり、面白味も少ないと言えましょう。
その点「直書き」は、調子さえ良ければ盛りとは違って、文字が活き活きして一層良いモノが短時間で手早く作れて、出来上がった駒を手にすると、気持ちが良い。
しかし時に調子がイマイチの時もあって、文字の収まりが良くなかったり揃わなかったして、その時は、やり直しが必須でそれがジレンマと言いますか、リスクもあるわけです。
その辺のリスクをどう考えるかなのですが、今回は、久しぶりに思い立った駒なので、リスク覚悟で「肉筆の直書き」で作ろうと思うのです。

今日は、こんなところです。
では、また。




 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (山本)
2024-06-03 19:06:41
くまざわさんは、直筆の書き駒は、これまで何組ぐらい作っていますか?
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Unknown (gegechi)
2024-06-08 20:29:19
厚い木地の水無瀬で先生の気持ちのこもった駒は魅力的です。完成版を上と斜めから拝見できればと思います。
返信する

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