万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3465 高麗錦3210

2019年12月30日 | 万葉短歌

2019-1230-man3465
万葉短歌3465 高麗錦3210

高麗錦 紐解き放けて 寝るがへに
あどせろとかも あやに愛しき  ○

3210     万葉短歌3465 ShuG444 2019-1230-man3465

□こまにしき ひもときさけて ぬるがへに
  あどせろとかも あやにかなしき
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第11首。男。
【訓注】高麗錦(こまにしき=巨麻尓思吉)。寝るがへに(ぬるがへに=奴流我倍尓)[「<がへに>は<が上(うへ)>に」]。あどせろ(安杼世呂)[「<あど>はどのように、何と、の意。・・・<せろ>は・・・<せよ>」]。あやに愛しき(あやにかなしき=安夜尓可奈之伎)[下記注]。
【編者注-あやに】「あやに」の用例は夥しいが、「あやにかなし」は、次の9か所。02-0159(長歌)綾哀(あやにかなしみ)、-0196(長歌)綾尓憐(あやにかなしみ)、14-3408安夜尓可奈思母(あやにかなしも)、-3462安夜尓可奈思佐(あやにかなしさ)、-3465安夜尓可奈之伎(あやにかなしき)、-3479安夜尓可奈之毛(あやにかなしも)、-3537安夜尓可奈思母(あやにかなしも)、20-4387阿夜尓加奈之美(あやにかなしみ)、-4432阿夜尓可奈之毛(あやにかなしも)。



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