2011-1130-man0432
万葉短歌0432 我れも見つ0380
我れも見つ 人にも告げむ 勝鹿の
真間の手児名が 奥つ城ところ 山部赤人
0380 万葉短歌0432 ShuB298 2011-1130-man0432
□われもみつ ひとにもつげむ かつしかの
ままのてごなが おくつきところ
○山部赤人(やまべの あかひと)=第431歌原文題詞には「山部宿祢赤人」。第318歌参照。
【編者注】第431歌(長歌)への反歌二首の第一首。長歌題詞の原文は、「過勝鹿娘子墓時山部宿祢赤人作歌一首」。
【編者注-勝鹿娘子(かつしかの をとめ)】下総国葛飾郡(しもふさのくに かつしかのこほり)の、ここでは現市川市真間の辺りにいた娘子。手児名とも。また題詞脚注によると、東(あづま)の俗語(くにひとのことば)では勝鹿を「かづしか」という、と。