万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3836 奈良山の3571

2021年01月11日 | 万葉短歌

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万葉短歌3836 奈良山の3571

奈良山の 児手柏の 両面に
かにもかくにも 佞人が伴  消奈行文

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□ならやまの このてかしはの ふたおもに
  かにもかくにも こびひとがとも
○消奈行文(せなのかうぶん)=「渡来系の人で、武蔵の国高麗郡(埼玉県川越市付近)出身の明経博士。神亀四年(727)十二月従五位下。・・・行年六十二」。左注に、「右歌一首博士消奈行文大夫(まへつきみ)作之」。下記注。
【編者注】第2部(3816-3854、三十九首)の第21首。男。題詞に、「謗(そしる)佞人(ねいじんを)歌一首」。
【訓注】奈良山(ならやま)。児手柏(このてかしは)[「ヒノキ科の常緑高木、側柏(そくはく)か・・・。・・・桧に似る葉が掌形に直立し、表裏の区別がない。・・・<両面>を起こす」]。かにもかくにも(左毛右毛)。佞人(こびひと)[「<こぶ>はこびる」。別訓にネジケヒト・アシケヒト・カダヒト、コビヒトは宣長訓。「<伴>はともがら」]。
【編者注-明経博士】みゃうぎゃうはかせ。明経(めいけい)は、唐代中国の科挙の一科で、経書(けいしょ)の試験のこと。日本では律令制下で学問体系が独自に展開され、大学寮の課程に明経道(みゃうぎゃうだう)が置かれた。その教官のこと。(各種資料参照)


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