万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1650 池の辺の1509

2015年02月19日 | 万葉短歌

2015-0219-man1650
万葉短歌1650 池の辺の1509

池の辺の 松の末葉に 降る雪は
五百重降りしけ 明日さへも見む  聖武天皇

1509     万葉短歌1650 ShuD750 2015-0219-man1650

いけのへの まつのうらばに ふるゆきは
  いほへふりしけ あすさへもみむ

聖武天皇(しゃうむ てんわう)=原文に作者名なし。04-0530歌参照。
【編者注】題詞読下しは、「西の池の辺(へ)に御在(いま)して、肆宴(とよのあかり)したまふときの歌一首」。「冬雑歌(08-1636~1654 十九首)」の第15首。左注読み下しに、「右の一首は、作者不詳。ただし、豎子(じゅし)安倍朝臣(あへの あそみ)虫麻呂伝誦す。」「豎子」は「宮中で雑務に奉仕する少年」が原義、なお諸説。
【訓注】辺(へ)。末葉(うらば)。降る雪(ふるゆき=零雪)。五百重(いほへ)。降りしけ(ふりしけ=零敷)。



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