2019-0919-man3364
万葉短歌3364 足柄の3109
足柄の 箱根の山に 粟蒔きて
実とはなれるを 粟無くもあやし 〇
3109 万葉短歌3364 ShuG301 2019-0919-man3364
□あしがらの はこねのやまに あはまきて
みとはなれるを あはなくもあやし
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第12首。男。左注(読下し)に、「或本の歌の末句には<延(は)ふ葛(くず)の 引かねば寄り来(こ)ね 下(した)なほなほに」といふ。>
【訓注】箱根の山(はこねのやま=波祜祢乃夜麻)[神奈川県の箱根山]。粟無くも(あはなくも=阿波奈久毛)[「逢はなくも」を懸ける]。
最新の画像[もっと見る]
- 万葉短歌9999 閉緘献詠 2年前
- 万葉短歌4516 新しき4187 2年前
- 万葉短歌4515 秋風の4186 2年前
- 万葉短歌4514 青海原4185 2年前
- 万葉短歌4513 磯影の4184 2年前
- 万葉短歌4512 池水に4183 2年前
- 万葉短歌4511 鴛鴦の棲む4182 2年前
- 万葉短歌4510 大君の4181 2年前
- 万葉短歌4509 延ふ葛の4180 2年前
- 万葉短歌4508 高円の4179 2年前