
2020-1116-man3779
万葉短歌3779 我がやどの3516
我がやどの 花橘は いたづらに
散りか過ぐらむ 見る人なしに 中臣宅守
3516 万葉短歌3779 ShuH323 2020-1116-man3779
□わがやどの はなたちばなは いたづらに
ちりかすぐらむ みるひとなしに
〇中臣宅守(なかとみの やかもり)=第3723番歌注参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第57首、独詠歌群7首(3779~3785)の第1首。男。
【訓注】我がやど(わがやど=和我夜度)。花橘(はなたちばな=波奈多知婆奈)[03-0423(長歌)花橘、07-1404花橘、など33か所]。いたづらに(伊多都良尓)。散りか過ぐらむ(ちりかすぐらむ=知利可須具良牟)[[この形は、集中ここのみ。・・・散り果てるか果てないかの瞬間を想起したもの・・・]].