2019-0503-man3161
万葉短歌3161 在千潟2973
在千潟 あり慰めて 行かめども
家なる妹い いふかしみせむ ○
2973 万葉短歌3161 ShuF742 2019-0503-man3161
□ありちがた ありなぐさめて ゆかめども
いへなるいもい いふかしみせむ
○=出典未詳。
【編者注】羈旅発思(3127-3179、53首)の第35首。男。
【訓注】在千潟(ありちがた=在千方)[所在未詳]。家なる妹い(いへなるいもい=家有妹伊)[「<い>は強意の副助詞。一説に格助詞とも」]。いふかしみせむ(将欝悒)[下記注]。
【編者注-いふかし】04-0648言借吾妹(いふかしわぎも)、11-2614下言借見(したいふかしみ)、下伊布可之美(したいふかしみ)、12-3106伊布可思美為也(いふかしみする)。依拠本は、ここでの訓はオホホシミでなく、イフカシミが可、とする。
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