万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3732 あかねさす3469

2020年09月29日 | 万葉短歌

2020-0929-man3732
万葉短歌3732 あかねさす3469

あかねさす 昼は物思ひ ぬばたまの
夜はすがらに 音のみし泣かゆ  中臣宅守

3469     万葉短歌3732 ShuH273 2020-0929-man3732

□あかねさす ひるはものもひ ぬばたまの
  よるはすがらに ねのみしなかゆ
〇中臣宅守(なかとみの やかもり)=第3723番歌注参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第10首、贈答歌群48首(3731~3778)の第2首。男。
【訓注】あかねさす(安可祢佐須)。物思ひ(ものもひ=毛能母比)。ぬばたまの(奴婆多麻乃)。すがらに(須我良尓)[「<過ぐ>と同根」。下記注]。
【編者注-すがらに】「その間ずっと。初めから終わりまで。」(『詳説古語辞典』) 集中の出現は、6か所。そのすべてが<夜>と成句。



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