2020-1115-man3778
万葉短歌3778 白栲の3515
白栲の 我が衣手を 取り持ちて
斎へ我が背子 直に逢ふまでに 狭野弟上娘子
3515 万葉短歌3778 ShuH318 2020-1115-man3778
□しろたへの あがころもでを とりもちて
いはへわがせこ ただにあふまでに
〇狭野弟上娘子は(さのの おとかみの をとめ)=第3723番歌参照。
【編者注】中臣宅守・・・六十三首(3723~3785)の第56首、贈答歌群48首(3731~3778)の第48首。女。左注に、「右二首娘子」。
【訓注】白栲(しろたへ=之路多倍)。我が衣手(あがころもで=阿我許呂毛弖)。我が背子(わがせこ=和我勢古)。