万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3632 大船に3374

2020年06月24日 | 万葉短歌

2020-0624-man3632
万葉短歌3632 大船に3374

大船に かし振り立てて 浜清き
麻里布の浦に 宿りかせまし  〇

3374     万葉短歌3632 ShuH108 2020-0624-man3632

□おほぶねに かしふりたてて はまぎよき
  まりふのうらに やどりかせまし
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第55首。男。「周防国玖河郡麻里布浦行之時作歌八首」の第3首。
【訓注】大船(おほぶね)。かし(可之)[「船をつなぐために水中に立てる棒杭」]。浜清き(はまぎよき=波麻芸欲伎)[「<芸>は濁音仮名。<~ぎよし>と連濁するのは集中この例のみ」]。麻里布(まりふ)[3630参照]。