2018-0606-man2844
万葉短歌2844 このころの2656
このころの 寐の寝らえぬは 敷栲の
手枕まきて 寝まく欲りこそ ○
2656 万葉短歌2844 ShuF467 2018-0606-man2844
□このころの いのねらえぬは しきたへの
たまくらまきて ねまくほりこそ
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「正述心緒」(2841-2850、10首)の第4首。男。
【訓注】このころの(比日)。寐の寝らえぬは(いのねらえぬは=寐之不寐)。敷栲の(しきたへの=敷細布)。まきて(纒)。寝まく(ねまく=寐)。