2015-0709-man1798
万葉短歌1798 いにしへに1639
いにしへに 妹と我が見し ぬばたまの
黒牛潟を 見ればさぶしも 柿本人麻呂
1639 万葉短歌1798 ShuE219 2015-0709-man1798
□いにしへに いもとわがみし ぬばたまの
くろうしがたを みればさぶしも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文は無記名。09-1799左注による。01-0030歌参照。
【編者注】「紀伊国作歌四首」の第3首。「挽歌(09-1795~1811 十七首)」の第4首。
【訓注】いにしへに(古家丹)。ぬばたま(黒玉)。黒牛潟(くろうしがた=久漏牛方)[和歌山県海南市黒江湾、09-1672]。さぶしも(佐府下)。