万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1707 山背の1566

2015年04月26日 | 万葉短歌

2015-0426-man1707
万葉短歌1707 山背の1566

山背の 久世の鷺坂 神代より
春は萌りつつ 秋は散りけり  柿本人麻呂

1566     万葉短歌1707 ShuE089 2015-0426-man1707

やましろの くせのさぎさか かみよより
  はるははりつつ あきはちりけり

柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】題詞は「鷺坂作歌一首」。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第44首。
【訓注】山背の(やましろの=山代)。久世の鷺坂(くせのさぎさか=久世乃鷺坂)[京都府久世(くぜ)郡・城陽市辺。09-1687歌参照]。春は萌りつつ(はるははりつつ=春者張乍)[「張」は「芽が萌(は)る」]。