2014-0729-man1442
万葉短歌1442 難波辺に1309
難波辺に 人の行ければ 後れ居て
春菜摘む子を 見るが悲しさ 丹比屋主真人
1309 万葉短歌1442 ShuD464 2014-0729-man1442
□なにはへに ひとのゆければ おくれゐて
はるなつむこを みるがかなしさ
○丹比屋主真人(たぢひの やぬしの まひと)=原文では「大蔵少輔(おほくらのせうふ)丹比屋主真人」。06-1031参照。
【編者注】題詞は「大蔵少輔丹比屋主真人歌一首」。「春雑歌」三十首(1418~1447)の第25首。
【訓注】摘む子(つむこ=採児)。悲しさ(かなしさ=悲也)。