万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1438 霞立つ1305

2014年07月25日 | 万葉短歌

2014-0725-man1438
万葉短歌1438 霞立つ1305

霞立つ 春日の里の 梅の花
花に問はむと 我が思はなくに  大伴駿河麻呂

1305     万葉短歌1438 ShuD457 2014-0725-man1438

かすみたつ かすがのさとの うめのはな
  はなにとはむと わがおもはなくに
大伴駿河麻呂(おほともの するがまろ)=原文では「大伴宿祢駿河丸」。03-0400歌参照。
【編者注】題詞は「大伴宿祢駿河丸歌一首」。「丸」は「麻呂」に同じ。「春雑歌」三十首(1418~1447)の第21首。梅花は家持義妹坂上二嬢(おといらつめ)?
【訓注】山のあらし(やまのあらし=山下風)。花(はな=波奈)。我が思はなくに(わがおもはなくに=吾念奈久尓)。